良兵良民から赤紙・玉砕へ --
藤井忠俊 /著   -- 岩波書店 -- 2009.11 -- 20cm -- 344p

資料詳細

タイトル 在郷軍人会
副書名 良兵良民から赤紙・玉砕へ
著者名等 藤井忠俊 /著  
出版 岩波書店 2009.11
大きさ等 20cm 344p
分類 390.6
件名 帝国在郷軍人会
著者紹介 1931年山口県生まれ。「現代史の会」主宰。専攻は日本近現代史・民衆史。著書に「国防婦人会-日の丸とカッポウ着」「兵たちの戦争-手紙・日記・体験記を読み解く」「「黒い霧」は晴れたか-松本清張の歴史眼」。
内容紹介 組織運営を担う陸軍の軍隊的価値観と、下部構成員が体現する民衆的価値観との間で揺れ続けた、在郷軍人会。日露戦争後の発足からアジア・太平洋戦争敗戦による解体まで、その矛盾に満ちた全貌を描く初めての通史。
要旨 「国体明徴運動」を主導し、戦前のファシズム体制を代表する組織としてのイメージが強い在郷軍人会。しかし、その実態はあまり知られていない。総力戦にそなえた社会の軍事的再編をも射程に入れた陸軍による組織運営は、地域秩序の中で生きる民衆でもある在郷軍人たちを前にしてどこまで貫徹されたのだろうか。軍隊的価値観と民衆的価値観との間で揺れ動き続けた在郷軍人会の歴史を、日露戦争後の発足からアジア・太平洋戦争敗戦による解体までを通して描く。
目次 はじめに―在郷軍人は軍服を着た市民なのか;在郷軍人会の出発―日露戦後・在郷軍人会の位相;キーワードとしての良兵良民―軍隊的価値観と農村的価値観の相剋;市民社会と向き合う―大正デモクラシーへの対応;軍の危機感から生まれる国家主義;規約改正から青年訓練へ―総力戦の新体制;満州事変―蠢く銃後;国体明徴へ―非常時に運動する在郷軍人会;日中戦争―赤紙の祭りから戦線拡大へ;在郷軍人は玉砕要員だったのか―アジア・太平洋戦争;在郷軍人会とは何だったのか
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-023030-8   4-00-023030-1
書誌番号 1109089530

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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