中世を映す歌謡 -- 角川選書 --
植木朝子 /著   -- 角川学芸出版 -- 2009.12 -- 19cm -- 285p

資料詳細

タイトル 梁塵秘抄の世界
副書名 中世を映す歌謡
シリーズ名 角川選書
著者名等 植木朝子 /著  
出版 角川学芸出版 2009.12
大きさ等 19cm 285p
分類 911.63
注記 文献あり
著者紹介 1967年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科単位取得満期退学。同志社大学文学部教授。専攻は中世歌謡。著書に「梁塵秘抄とその周縁-今様と和歌・説話・物語の交流」日本歌謡学会志田延義賞受賞など。
内容紹介 悪人への共感、赤裸々な恋愛、流行ファッション、祭礼の賑わい…。歌謡集「梁塵秘抄」に歌われた世界の多様なひろがりを探り、中世の人々を魅了した歌謡の面白さ、楽しさを通して当時の世相を鮮やかに描き出す。
要旨 平安末期に大流行した歌謡、今様とはなにか。熱狂的に今様を愛好した帝王・後白河院の編んだ『梁塵秘抄』の世界は、当時の新たな世相を反映して、極楽往生をとげた極悪人に関心を寄せ、地獄を訪う地蔵を頼む信仰心、都のファッションや新奇なものを追う好奇心、動物や昆虫までも愉快な仲間とみなす童心にあふれていた。現実を明るく謳歌する自由でゆたかな歌謡の世界から、中世の躍動する精神が見えてくる。
目次 1 『梁塵秘抄』概説(今様の流行と『梁塵秘抄』の成立;撰者・後白河院);2 『梁塵秘抄』を読む(信仰の世界―堕地獄への諦念・悪人への共感;恋の世界―解釈の多様性・配列の妙;王朝的美意識への反逆―躍動する動植物;都市の賑わい―雑踏する人々・芸能の熱狂)
ISBN(13)、ISBN 978-4-04-703459-4   4-04-703459-2
書誌番号 1109091812

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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瀬谷 公開 Map 911.6 一般書 利用可 - 2043784091 iLisvirtual