近現代思想史再考 -- 平凡社新書 --
鈴木貞美 /著   -- 平凡社 -- 2009.12 -- 18cm -- 260p

資料詳細

タイトル 戦後思想は日本を読みそこねてきた
副書名 近現代思想史再考
シリーズ名 平凡社新書
著者名等 鈴木貞美 /著  
出版 平凡社 2009.12
大きさ等 18cm 260p
分類 121.6
件名 日本思想-歴史-近代
注記 文献あり
著者紹介 1947年山口県生まれ。東京大学文学部卒。現在、人間文化研究機構 国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学文化科学研究科教授。日本近現代の文芸・文化史の再編を中心に学際的な共同研究の方法を開発しながら、国際的に活躍。
内容紹介 戦後の民主主義思想は、第二次世界大戦へと至る過程を帝国主義侵略戦争と規定、断罪してきた。しかし、なぜ、その時、近代の超克が唱えられたのか。近代の超克をめぐる評価を軸に、日本の近現代思想史を読みかえる。
要旨 戦後の民主主義思想は、第二次世界大戦へと至る過程を帝国主義侵略戦争と規定し、断罪してきた。まるでそのように規定さえすれば、すべての問題が解決するかのようにふるまってきたのだ。しかし、なぜ、その時、「近代の超克」が唱えられたのか、その内実を明らかにすることは、実質的に放棄されたままだ。「近代の超克」をめぐる評価を軸に、日本の近現代思想史を読みかえる。
目次 第1章 戦後思想は日本を読みそこねてきた(引き裂かれた日本―大江健三郎「あいまいな日本の私」;読まれそこないの戦争詩―吉本隆明『抒情の論理』;融合論はもう沢山―丸山真男「日本の思想」;人権思想も家族国家論も東西融合);第2章 丸山真男の歴史意識(螺旋運動というレトリック;通奏低音の正体;革命思想と進化論受容);第3章 「近代の超克」思想の基盤(「近代の超克」の先駆;大正期へ;大正生命主義は百花繚乱);第4章 「近代の超克」思想の展開(マルクス主義と大衆社会;日本の使命;「支那事変」と神がかった国体論;「大東亜共栄圏」へ);第5章 戦後民主主義を超えて(敗戦、占領は、どう受けとめられたのか;ヒューマニズムは戦争に同調した思想を撃てたのか;近代の総体を問う;知のシステムを問いなおす)
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-85501-2   4-582-85501-6
書誌番号 1109093939

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