公衆衛生と東アジア -- 中公新書 --
飯島渉 /著   -- 中央公論新社 -- 2009.12 -- 18cm -- 212p

資料詳細

タイトル 感染症の中国史
副書名 公衆衛生と東アジア
シリーズ名 中公新書
著者名等 飯島渉 /著  
出版 中央公論新社 2009.12
大きさ等 18cm 212p
分類 498.0222
件名 公衆衛生-中国-歴史 , 感染症-歴史
注記 文献あり
著者紹介 1960年埼玉県生まれ。88年東京学芸大学大学院修士課程修了。92年東京大学大学院博士課程単位取得退学、大阪市立大学文学部助手。93年横浜国立大学経済学部助教授、教授。2004年より青山学院大学文学部教授。
内容紹介 19世紀末領土を蚕食される中、中国では感染症が猛威を振るい、帝国日本をモデルに対応を試みた。ペストなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩と、その克服に挑む姿を描く。
要旨 一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。
目次 第1章 ペストの衝撃(ペストのグローバル化―雲南・香港から世界へ;感染症の政治化―列強の思惑と国際ペスト会議);第2章 近代中国と帝国日本モデル(公衆衛生の日本モデル―植民地台湾と租借地関東州;中華民国と「公衆衛生」);第3章 コレラ・マラリア・日本住血吸虫病(コレラ―一九世紀の感染症;台湾のマラリア―開発原病);終章 中国社会と感染症
ISBN(13)、ISBN 978-4-12-102034-5   4-12-102034-0
書誌番号 1109094766

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