内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 --
楊海英 /著   -- 岩波書店 -- 2009.12 -- 20cm -- 276p

資料詳細

タイトル 墓標なき草原 上
副書名 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録
著者名等 楊海英 /著  
出版 岩波書店 2009.12
大きさ等 20cm 276p
分類 222.6
件名 モンゴル-歴史 , 中国文化大革命
著者紹介 1964年内モンゴル自治区オルドス生まれ。北京第二外国語学院大学日本語学科卒。89年来日。国立民族学博物館・総合研究大学院大学博士課程修了。主な著作に「草原と馬とモンゴル人」など。
内容紹介 文革時期にモンゴル族の5人に1人が民族分裂主義者とみなされ、公式発表でも3万人近くが殺害された内モンゴルで何があったのか。体験者への聞き取り、同時代資料、国内外の研究を渉猟し、隠蔽された過去を明かす。〈受賞情報〉司馬遼太郎賞(第14回)
要旨 他に先がけて文革の火蓋が切られた内モンゴルでは、かつて日本時代に教育を受けた者たちが、「内モンゴル人民革命党」一派として粛清された。さらに階級闘争論によって、漢族による草原の開墾とモンゴル族の迫害が正当化され、家畜と遊牧地は奪われ、モンゴル人への殺害がエスカレートしていった。戦慄の悲劇を招いた内モンゴルの文革。その要因と拡大化の実態を、体験者の証言を軸に克明にたどる。対日協力者はなぜ民族分裂主義者に仕立てられたのか。
目次 はじめに―内モンゴルの文化大革命に至る道;「社会主義中国は、貧しい人々の味方」―中国共産党を信じた牧畜民バイワル;第1部 「日本刀をぶら下げた連中」(日本から学んだモンゴル人の共産主義思想―一高生トブシン、毛澤東の百花斉放に散る;「亡国の輩になりたくなかった」―満洲建国大学のトグスの夢;「モンゴル族は中国の奴隷にすぎない」―「内モンゴルのシンドラー」、ジュテークチ);第2部 ジュニアたちの造反(「動物園」の烽火―師範学院のモンゴル人造反派ハラフー;陰謀の集大成としての文化大革命―師範大学名誉教授リンセの経験;漢人農民が完成させた「光栄な殺戮」―草原の造反派フレルバートル)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024771-9   4-00-024771-9
書誌番号 1109096522
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109096522

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