内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録 --
楊海英 /著   -- 岩波書店 -- 2009.12 -- 20cm -- 261,28p

資料詳細

タイトル 墓標なき草原 下
副書名 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録
著者名等 楊海英 /著  
出版 岩波書店 2009.12
大きさ等 20cm 261,28p
分類 222.6
件名 モンゴル-歴史 , 中国文化大革命
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1964年内モンゴル自治区オルドス生まれ。北京第二外国語学院大学日本語学科卒。89年来日。国立民族学博物館・総合研究大学院大学博士課程修了。主な著作に「草原と馬とモンゴル人」など。
内容紹介 大量の漢族移民が送り込まれ、弾圧はより組織的かつ残忍なものとなり、草原は荒れた沙漠と化していく。やがて内モンゴルの文革は、ひとりのモンゴル人が「内通者」の罪人に仕立てられ、結末を迎える…。〈受賞情報〉司馬遼太郎賞(第14回)
要旨 対日協力者が粛清されるや、革命聖地の延安出身のモンゴル人共産主義者までもが、「民族分裂主義者」として弾圧の標的となり、災厄はさらにその家族や係累へと及んだ。内モンゴルに大量の漢族移民が送り込まれ、粛清はより組織的かつ残忍なものとなり、草原は荒れた沙漠と化していく。やがて内モンゴルの文革は、一人のモンゴル人が「内通者」の罪人に仕立てられ結末を迎える。巨悪は闇に葬られ、恐怖の現実は忘却され、語ることすら許されない歴史。
目次 第3部 根元から紅い延安派(モンゴル人を殺して、モンゴル族の人心を得る―延安派に嫁いだオルドス・モンゴル人女性奇琳花;「モンゴル人虐殺は正しかった」―所詮は「地方民族主義者」にすぎぬ「延安派」オーノス;「モンゴル人がいくら死んでも、埋める場所はある」―大沙漠に散った延安派幹部アムルリングイ);第4部 トゥク悲史―小さな人民公社での大量虐殺(「文明人」が作った巨大な処刑場―トゥク人民公社の元書記ハスビリクトの経験;「中国ではモンゴル人の命ほど軽いものはない」―家族全員を失ったチムスレン;「モンゴル人が死ねば、食糧の節約になる」―革命委員会主任エルデニの回想);スケープゴートもモンゴル人でなければならない―息子が語る「抗日作家」の父ウラーンバガナ;視座 ジェノサイドとしての中国文化大革命;おわりに―オリンピック・イヤーの「中国文化大革命」
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024772-6   4-00-024772-7
書誌番号 1109096523

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