スピノザと歴史批判の転回 --
手島勲矢 /著   -- 岩波書店 -- 2009.12 -- 22cm -- 375,8p

資料詳細

タイトル ユダヤの聖書解釈
副書名 スピノザと歴史批判の転回
著者名等 手島勲矢 /著  
出版 岩波書店 2009.12
大きさ等 22cm 375,8p
分類 193.09
注記 索引あり
著者紹介 1958年生まれ。83年エルサレム・ヘブライ大学ユダヤ思想学科・聖書学科卒。97年ハーバード大学大学院近東言語・文明学部博士課程修了。京都ユダヤ思想学会、スピノザ協会、宗教哲学会、日本オリエント学会等に参加。著書に「わかるユダヤ学」など。
内容紹介 キリスト教の神学・聖書学との対決の中で蓄積された、独自の解釈方法の意義とは何か。スピノザを軸とする聖書の歴史的・批判的読み方への転回を辿り、そこに伝統と近代が融合する形を探りあてる。
要旨 ユダヤに蓄積された、聖書のもう一つの読み方。ユダヤ精神の水源に映る、ヨーロッパ「近代」の姿とは。ユダヤ伝統の聖書解釈の技法と文法学。スピノザを軸とする、視点の転回と変容の跡を追い、キリスト教的な解釈学の無意識の前提を明るみに出す。ユダヤ的なる批判精神の原像と「近代」。
目次 歴史への批判意識はいつ始まるのか―古代の聖書パラフレーズから;1 文法学者の文化と写字生の伝統―古代から中世へ(イスラエル古典学の三つのメルクマール;本文批評の二つのアプローチ;ラテン語文法学者とラビの聖書解釈―「逆転」という解釈テクニック ほか);2 ラビの聖書解釈とスピノザの視点―中世から近代へ(メタファーとプシャット―中世ユダヤの意味論の骨格について;中世ユダヤ哲学におけるクレスカスのマイモニデス批判―口伝律法は書きうるのか;スピノザのマイモニデス批判―テキストの内側と外側の境界 ほか);3 ユダヤ学と旧約学の交差―近代と聖書研究(近代の旧約学とユダヤ学;聖書本文批評と初期の聖書注解;中世ヘブライ語文法と近代―ヒトパエル動詞の「再帰」について考える);新たな歴史批判の始まりに向けて―「タナッハ」構造とユダヤ・アイデンティティ
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-025410-6   4-00-025410-3
書誌番号 1109097551
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1109097551

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