ドイツ文学から見た聖書詩学・序説 --
川中子義勝 /著   -- 教文館 -- 2010.1 -- 22cm -- 240p

資料詳細

タイトル 詩人イエス
副書名 ドイツ文学から見た聖書詩学・序説
著者名等 川中子義勝 /著  
出版 教文館 2010.1
大きさ等 22cm 240p
分類 941
件名 詩(ドイツ)
著者紹介 1951年埼玉県生まれ。埼玉大学、ドイツ・マークブルク大学で哲学を学んだ後、東京大学大学院人文科学研究科修了。熊本大学助教授を経て現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。アマーリエ・フォン・ガリツィン賞受賞。著書「ハーマンの思想と生涯」など。
内容紹介 人間の閉ざされた言葉の前で、自らをへりくだらせた「神の詩」としてのイエス。彼が十字架につけられるという出来事に直面する時、破れた人間の言葉から立ち上がる讃美に「信仰詩」の可能性を求める、聖書詩学の試み。
要旨 現代に信仰詩は可能か?純化を求め、自己完結を貫く人間の言葉の中で、神の啓示への応答としての信仰詩はどのようにして生まれるのか?人間の閉ざされた言葉の前で、自らをへりくだらせた「神の詩」としてのイエスが、砕かれ、十字架につけられるという出来事に直面するとき、破れた人間の言葉から「二人称的世界」は劈かれ、讃美の詩は生まれる。聖書詩学の試み。
目次 序 聖書詩学?;第1章 詩人イエス―「神の詩」の存立とその語法について;第2章 讃美のはじまり―啓示への応答としての「うた」;第3章 ルター讃美歌の生成―「ひとつの死、別なる死を喰らいて」;第4章 バッハ・詩と音楽の関わり―カンタータ第一〇六番「神の時は最良の時」;第5章 ドイツ宗教詩と世俗化の問題―信仰の歌と問いかける詩;第6章 ハーマンにおける「霊(ゲーニウス)」―「聖なるもの」の喪失に抗して;第7章 聖書詩学と『美学提要』―キリスト教文学における古典古代の伝統とその受容;第8章 譬えと物語り―語り手の問題・賢治にふれつつ;結び 現代における信仰詩の可能性
ISBN(13)、ISBN 978-4-7642-7308-5   4-7642-7308-X
書誌番号 1110003513

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