角川叢書 --
岩井茂樹 /著   -- 角川学芸出版 -- 2010.2 -- 20cm -- 235p

資料詳細

タイトル 日本人の肖像二宮金次郎
シリーズ名 角川叢書
著者名等 岩井茂樹 /著  
出版 角川学芸出版 2010.2
大きさ等 20cm 235p
分類 157.2
個人件名 二宮尊徳
注記 文献あり
著者紹介 1969年奈良県生まれ。総合研究大学院大学博士後期課程修了。国際日本研究専攻。国際日本文化研究センター研究部技術補佐員を経て、現在チュラーロンコーン大学文学部講師。著書に「茶道と恋の関係史」など。
内容紹介 「薪を背負い、読書しながら歩く」姿の金次郎は、なぜ、どのようにして全国に広がったのか。「努力」を体現する金次郎に、近代日本人は新時代の理想を求めた。図像の系譜を追い、日本人のイデオロギーに迫る。
要旨 かつてどの小学校の校庭にも置かれていた二宮金次郎像。薪を背負い読書しながら歩く姿は、江戸期に狩野派が中国の朱買臣の図像を取り入れたものだった。幸田露伴が『二宮尊徳翁』の口絵で、朱買臣の図像と苦学する金次郎の姿を結びつける。その後、富山の薬売りのおまけである「売薬版画」や広告の題材に使われ、金次郎のイメージは一気に全国に広がっていった。出世より努力を体現する二宮金次郎は、庶民にとって新しい理想像となり、国家にとっても重要な意味をもつことになる。金次郎像に秘められた意外なイデオロギーを鋭く描き出す。
目次 第1章 金次郎誕生;第2章 金次郎のモデルは誰か;第3章 手本は中国、朱買臣;第4章 金次郎像の変容;第5章 隠されたイデオロギー;終章 肖像画としての金次郎
ISBN(13)、ISBN 978-4-04-702145-7   4-04-702145-8
書誌番号 1110008841
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110008841

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