大野英士 /著   -- 新評論 -- 2010.3 -- 22cm -- 614p

資料詳細

タイトル ユイスマンスとオカルティズム
著者名等 大野英士 /著  
出版 新評論 2010.3
大きさ等 22cm 614p
分類 950.28
個人件名 ユイスマンス ジョリス・カルル
注記 並列タイトル:J.-K.Huysmans et l’occultisme
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 1956年東京生まれ。東京大学文学部卒。代々木ゼミナール職員・同校大学受験科講師を経て復学。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻博士後期課程満期退学。93~2000年パリ第7大学大学院。現在、早稲田大学、昭和女子大学、駒澤大学非常勤講師。フランス文学者。
内容紹介 澁澤龍彦、三島由紀夫らを熱狂させたデカダンスを代表する文豪・ユイスマンスの核心に迫る。異端の作家の「回心」を軸に、世紀末の知の大変動・西欧文明の負の歴史を読み解く。
要旨 デカダンス・悪魔主義の巨匠ユイスマンスをして一九世紀を覆うオカルティズムの闇から脱出せしめた欲望のダイナミズムとは。異端マリア崇拝を奉じるリヨンの脱落神父ブーランを継ぎ手として、エピステーメーの断裂を突き抜け、フロイト、バタイユ、ラカン、クリステヴァにつながる否定性の歴史を解明した渾身の大作。新自由主義のカタストロフィーを超えて、今こそ、新たな覚悟と信念を持って耽美主義を語る時は訪れた。
目次 発端;第1部(オカルトの世紀と聖母マリア;ユイスマンスという作家;二つのテーマ系―「閉鎖された空間」と「女性と食物」;『彼方』―昇華の不全);第2部(ブーラン元神父―マリア派異端の系譜;歴史の中の「流体」―「動物磁気」と「欲動」をつなぐもの;聖霊と異端のマリア);第3部(オカルトから神秘へ;抑圧されたものの回帰―おぞましき美へ);『三人のプリミティフ派画家』、そしてアンドレ・ブルトン
ISBN(13)、ISBN 978-4-7948-0811-0   4-7948-0811-9
書誌番号 1110014020

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