渡邉英幸 /著   -- 岩波書店 -- 2010.2 -- 22cm -- 388,25p

資料詳細

タイトル 古代〈中華〉観念の形成
著者名等 渡邉英幸 /著  
出版 岩波書店 2010.2
大きさ等 22cm 388,25p
分類 222.03
件名 中国-歴史-古代
注記 文献あり
著者紹介 1974年生まれ。東北大学大学院国際文化研究科博士課程修了。東北大学東北アジア研究センター講師、日本学術振興会特別研究員を経て、現在東北学院大学・石巻専修大学等非常勤講師。主要論文「春秋時代の「戎」について」など。
内容紹介 中華という「中心意識」はいつ、どのようにして成立したか。春秋戦国期の諸文書と出土資料から、重層的な経過を再現する。王の遍歴説話、幻の夏王朝などを検討し、文明と国家の起源という問題に新しい視野を拓く。
要旨 古代黄河・長江流域を舞台にした、中心意識の多様性と諸国間関係の重層性を解きほぐす。漢語世界の他者としての「戎狄蛮夷」とは何者であったのか。それに対する“中華”とは、果たして特定の国や集団の自称であったのか。二項対立的な「華夷思想」を解体し、「覇者」が構築した多国間の同盟関係と、それが織りなす統合と排除の論理を明らかにする。始原の存在として堆積した「禹」や「夏王朝」伝承の文明論的意味とは何であったのか。古典文献と出土資料の解読に基づき、統一王朝の「帝国」的な説明原理の登場と、中国地域の形成に至るダイナミックなプロセスを追う。
目次 序章 “中華”とは何か;第1章 先秦時代の華夷言説;第2章 春秋時代の「戎」について;第3章 鮮虞中山国の成立;第4章 春秋時代の国際会盟と華夷秩序;第5章 晉文公の諸国遍歴説話とその背景;第6章 禹蹟から諸夏へ;第7章 秦公諸器銘の検討;第8章 秦律の夏と臣邦;終章 先秦時代の“中華”観念と華夷思想
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-022897-8   4-00-022897-8
書誌番号 1110014754

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