叢書・アレテイア --
仲正昌樹 /編   -- 御茶の水書房 -- 2010.2 -- 21cm -- 369p

資料詳細

タイトル 近代法とその限界
シリーズ名 叢書・アレテイア
著者名等 仲正昌樹 /編  
出版 御茶の水書房 2010.2
大きさ等 21cm 369p
分類 321.1
件名 法哲学
内容 内容: 「アーキテクチャ」と「法」と「私の自由」   仲正昌樹著
要旨 近代法は、国家を構成する各人の自発的な合意に基づく「正義」の大系と、自らの行為の帰結に対して「責任」を取ることのできる「自由意志」の主体の存在を前提に構築されてきた。ロールズやドゥウォーキンなどによって開拓されたリベラルな法・政治哲学もこの前提に依拠している。しかし、脳科学、認知科学、生命科学などの発展に伴う「人間」観の変容と、環境面からヒトの行動、更には心までも制御できる可能性を秘めた「アーキテクチャ」的技術の台頭によって、「法」の意味するところが改めて問い直されようとしている。普遍化可能性を追求し続けてきた「法」の本質とは何だったのか、法哲学の諸分野の最新の議論に基づいて再考する。
目次 「アーキテクチャ」と「法」と「私の自由」;環境犯罪論の台頭―状況的犯罪予防論の人間観;「フーコーと法」の現在―法の排除から法の再導入へ;立憲段階とはどのようなゲームか;合理的譲歩の根拠とは何か?―ゴディエのMRC原理に対する批判的検討を通じて;私の生の全体に満足するのは誰なのか―Whole Life Satisfaction説の諸相;リバタリアニズムの自由論―自由の正当性をめぐる一考察;法実践における「事実」―佐藤節子の「事実」の分析とH.パトナムの形而上学的実在論批判;批判法学によるホーフェルド解釈;語用論的な法概念について;代行判断の法理と自己決定権の論理―生の両端領域から考える“近しい者の法的位置づけ”;身分契約の人類学―人と人の絆を律する法;一九世紀ドイツ国法学における社会契約論批判―「法」と「法律」を中心に;法律は一般的でなければならない―アリストテレスとシュミットを手がかりに;「歴史の終わり」と正義―コジェーヴとレヴィナス
ISBN(13)、ISBN 978-4-275-00866-4   4-275-00866-9
書誌番号 1110014930
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110014930

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