1930年代「国民の物語」批判 -- 増補 -- ちくま学芸文庫 --
成田龍一 /著   -- 筑摩書房 -- 2010.3 -- 15cm -- 363p

資料詳細

タイトル 〈歴史〉はいかに語られるか
副書名 1930年代「国民の物語」批判
版情報 増補
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 成田龍一 /著  
出版 筑摩書房 2010.3
大きさ等 15cm 363p
分類 210.7
件名 日本-歴史-昭和時代
注記 初版:日本放送出版協会2001年刊
注記 年表あり
要旨 “歴史”とは、決して客観的で自明なものではない。どの出来事を取り上げ、どう叙述するかで、全く異なった貌を見せる―。本書では、総動員体制へと向かう1930年代、「日本」における歴史意識がどのようなものであったのかを追う。当時の多様なテクストの「語り」から見えてくるのは、“歴史”が、均一的な「日本人」を主語とする「国民の物語」へと変貌し、排他的な共同体意識を生んでいくメカニズムだった。歴史小説『夜明け前』、戦争文学『麦と兵隊』、生活記録『綴方教室』など、多くの人が愛読した作品を通して、過去/現在を語る装置としての“歴史”のあり方を問い直す。
目次 序章 なぜ、“歴史の語り”が問われるのか;第1章 「歴史」の語り―一九三〇年代の明治維新像;第2章 「戦争」の語り―日中戦争を報告する文体;第3章 「現場」の語り―記録と「啓蒙」の一九三〇年代;終章 広島と沖縄戦の語りから―「国民の物語」を超えて;補論1 『小島の春』のまなざし;補論2 『小島の春』の旅;補論3 『綴方教室』の世界
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-09284-7   4-480-09284-6
書誌番号 1110017503

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 文庫本 210.7/277 一般書 利用可 - 2040569890 iLisvirtual
保土ケ谷 公開 Map 文庫本 210.7 一般書 利用可 - 2044336033 iLisvirtual