黄禍・ユダヤ人・男性同盟 --
川島隆 /著   -- 彩流社 -- 2010.3 -- 20cm -- 235,58p

資料詳細

タイトル カフカの〈中国〉と同時代言説
副書名 黄禍・ユダヤ人・男性同盟
著者名等 川島隆 /著  
出版 彩流社 2010.3
大きさ等 20cm 235,58p
分類 940.28
個人件名 カフカ,フランツ
注記 並列タイトル:Kafkas》China《und die zeitgeno¨ssischen Diskurse u¨ber die》Gelbe Gefahr《,das Judentum und den Ma¨nnerbund
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1976年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、滋賀大学経済学部特任講師。専門はドイツ文学、メディア学。著書「非営利放送とは何か市民が創るメディア」。
内容紹介 カフカがイメージした中国 中国人は、西洋で表象されてきたユダヤ人=東洋人像につながっている。抽象的に読まれがちなカフカを、同時代の言説と照らし合わせ、現実との具体的な関わりで読み直す。
要旨 カフカがイメージした“中国/中国人”は、西洋で表象されてきた「ユダヤ人=東洋人」像につながっている。カフカ文学に描かれた“中国”から、ユダヤ人男性としてのカフカが直面していた「民族問題」と「ジェンダー/セクシュアリティの問題」が浮かび上がってくる―抽象的に読まれがちなカフカを、同時代の言説と照らし合わせ、「現実」との具体的な関わりで読み直す。
目次 序章 漢詩を読むカフカ1―フェリーツェへの手紙に見る中国人モチーフ;第1章 ドイツ語圏の黄禍論に表れた「男性の危機」;第2章 漢詩を読むカフカ2―『ある闘いの記録』に姿をとどめた中国詩人たち;第3章 『流刑地』のオリエンタリズム―植民地主義批判とシオニズムのあいだで;第4章 「こいつは途方もない偽善者だ」―中国学者ブーバーと「中国人学者」カフカ;第5章 『万里の長城』とシオニズム1―「分割工事」方式で築く民族共同体;第6章 『万里の長城』とシオニズム2―シオニストの「労働」像に占める「男性」の位置;第7章 東方からの使者―カフカが見たロシアとロシア革命;終章 異郷の女ミレナ―晩年の中国物語群と異民族「通婚」問題
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-1528-8   4-7791-1528-0
書誌番号 1110025017
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110025017

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