神田裕子 /著   -- 笠間書院 -- 2010.3 -- 22cm -- 306,13p

資料詳細

タイトル 能と古注釈書
著者名等 神田裕子 /著  
出版 笠間書院 2010.3
大きさ等 22cm 306,13p
分類 773.2
件名 能楽-歴史 , 日本文学-歴史
注記 年表あり 索引あり
著者紹介 1970年埼玉県生まれ。93年早稲田大学第二文学部卒。2003年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、明治大学法学部兼任講師。
内容紹介 「能」という演劇の基盤は何であったのか。本書では、能の文学的・芸能的基盤を伊勢物語古注釈書や、鎌倉中期の歌謡・宴曲などに探る。近世文化全体を見通した上で、能を書誌学的調査から新たに捉え直す書。
要旨 室町時代、世阿弥によって大成された「能」という演劇の基盤は何であったのか。能作品を生み出した重要な文学的基盤のひとつである、伊勢物語古注釈書を探ることから、その秘密に迫る。また能の芸能的基盤として重要な、鎌倉中期の歌謡、宴曲(早歌)からも考えていく。近世文化全体を見通したうえで、能を書誌学的調査から新たに捉え直す書。「伝二条為兼筆冷泉家流伊勢物語抄」「謡抄」など初公開資料多数。
目次 第1章 能の文学的基盤―伊勢物語古注釈の世界(伊勢物語注釈書に関する先行研究;冷泉家流伊勢物語古注の原型;「十巻本伊勢物語注」について―「伝二条為兼筆冷泉家流伊勢物語抄」;冷泉家流伊勢物語注の末書―「伝心敬筆伊勢物語注」について);第2章 能の注釈書と古典世界(「謡抄」と古典世界―紹巴注を中心に;伊勢物語を題材とする能の注釈内容;古活字「謡抄」守清本の書誌学的研究;古活字「謡抄」単辺十二行本の書誌学的研究;整版「童舞抄」の書誌学的研究―本能寺版古活字本との関連を中心に);第3章 能の芸能的基盤―宴曲の世界(宴曲研究史概要;金春宗家蔵『宴曲集巻第一』をめぐって;宴曲と天台の秘伝―“三嶋詣”の場合;宴曲“三嶋詣”に見る古典世界;明治期における宴曲研究);〔附録〕金春宗家蔵『宴曲集巻第一』影印・翻刻・解題
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-70502-0   4-305-70502-8
書誌番号 1110025303

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 773.2 一般書 利用可 - 2044289973 iLisvirtual