ある表現者の使命 -- 河出ブックス --
細見和之 /著   -- 河出書房新社 -- 2010.4 -- 19cm -- 213p

資料詳細

タイトル 永山則夫
副書名 ある表現者の使命 人と思考の軌跡
シリーズ名 河出ブックス
著者名等 細見和之 /著  
出版 河出書房新社 2010.4
大きさ等 19cm 213p
分類 289.1
個人件名 永山則夫
注記 年譜あり
著者紹介 1962年兵庫県生まれ。大阪府立大学人間社会学部教授。詩人、ドイツ思想。著書「アドルノ」「ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む」「「戦後」の思想」、訳書に、ベンヤミン「パサージュ論」、ローゼンツヴァイク「救済の星」他。詩集に「ホッチキス」他。
内容紹介 獄中で文字を学び、多くの著作を書いて処刑された「連続射殺魔」永山則夫にとって、「表現」とは何だったのか。初めて永山の「表現」の全てと向き合いつつ、犯罪、死刑、そして文学を根底から問い返す。
要旨 一九六九年、「連続射殺魔」永山則夫は一九歳で逮捕、獄中で文字を学び、膨大な書物を読む中から、ノート『無知の涙』、小説『木橋』、『捨て子ごっこ』などを執筆して社会に衝撃を与えながら、一九九七年に処刑された。永山にとって「表現」とは何だったのか。その著作は何を問いかけるのか。そして永山の「使命」とは何か。はじめて永山の「表現」のすべてと向きあいつつ、犯罪、死刑、そして文学を根底から問い返す果敢にして真摯な試み。
目次 第1章 永山事件とは何だったのか(永山が起こした四つの射殺事件;逮捕された永山則夫 ほか);第2章 夢のリミット?―遺作『華』の世界をめぐって(獄中と獄外のアイデンティティ;遺稿小説『華』のはじまり ほか);第3章 表現者の「使命」―一九八〇年代の永山則夫(網走と永山則夫―「なぜか、アバシリ」をめぐって;「暗い疲れ」のリアリティ―「捨て子ごっこ」をめぐって1 ほか);第4章 寺山修司と永山則夫―『反―寺山修司論』をめぐって(転機としての『反―寺山修司論』;永山と同一化する寺山修司 ほか);第5章 模倣と逸脱、あるいはプロトコルとしての『無知の涙』(永山則夫における模倣と逸脱;詩の模倣からはじまった『無知の涙』 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-309-62415-0   4-309-62415-4
書誌番号 1110026940

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 289/ナ 一般書 利用可 - 2044400327 iLisvirtual
公開 Map 289/ナ 一般書 利用可 - 2044322733 iLisvirtual