平凡社新書 --
上野俊哉 /著   -- 平凡社 -- 2010.7 -- 18cm -- 331p

資料詳細

タイトル 思想家の自伝を読む
シリーズ名 平凡社新書
著者名等 上野俊哉 /著  
出版 平凡社 2010.7
大きさ等 18cm 331p
分類 280.4
件名 伝記
注記 文献あり
著者紹介 1962年生まれ。和光大学表現学部教授。近年、冬季はカナダ、モントリオールのマッギル大学東アジア学科で客員教授を務める。著書に「アーバント・トライバル・スタディーズ」など。
内容紹介 自分探しの強迫とその裏返しのブログやツイッターへの没入。小さな自分の殻から出ようとしない他者不在の若者への反語的な応援歌。自伝を読み、他人の生をいきる、反=自分探しへの招待。
要旨 ブログやツイッター等々、傍若無人に言葉が垂れ流されている。本人は自由に自己表現をしているつもりかもしれないが、実際にそうした言葉を読むと、自由というよりも、手前勝手な思い違いとしか思えないものが少なくない。その多くは「自分探し」の強迫と享楽に憑かれている。他者の全き不在、まさにつぶやきであり、ここからは何も生まれない。「ちっぽけな自分をなくせ、他人の言葉にどっぷりつかれ!」―本書はその少々手荒な処方箋である。
目次 序章 不良中年が思想家の自伝を読みなおすきっかけ;第1章 書物という他者たちから語る(テリー・イーグルトン『ゲートキーパー』;ジョージ・スタイナー『G・スタイナー自伝』;コリン・ウィルソン『発端への旅』);第2章 自己を語ることの策略(ルイ・アルチュセール『未来は長く続く』;ジャン=ポール・サルトル『言葉』;ミシェル・レリス『成熟の年齢』);第3章 抵抗する自己の生(きだみのる『人生逃亡者の記録』;大杉栄『自叙伝』;林達夫『歴史の暮方』);第4章 死ぬことを学ぶ、自己を語りはじめる(エドワード・サイード『遠い場所の記憶』;谷川雁『北がなければ日本は三角』)
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-85537-1   4-582-85537-7
書誌番号 1110051856
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110051856

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