擬態するニッポンの小説 -- 幻冬舎新書 --
市川真人 /著   -- 幻冬舎 -- 2010.7 -- 18cm -- 310p

資料詳細

タイトル 芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか
副書名 擬態するニッポンの小説
シリーズ名 幻冬舎新書
著者名等 市川真人 /著  
出版 幻冬舎 2010.7
大きさ等 18cm 310p
分類 910.26
件名 小説(日本) , 芥川賞・直木賞
注記 文献あり
著者紹介 1971年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒、百貨店勤務を経て近畿大学大学院文芸学研究科日本文学専攻創作・批評コース修了。現在「早稲田文学」プランナー ディレクター、早稲田大学文化構想学部ほか兼任講師、TBS系情報番組「王様のブランチ」ブック・コメンテーターなど。
内容紹介 今や世界的作家となった村上春樹が、日本でもっとも有名な新人文学賞・芥川賞を授賞しなかったのはなぜなのか。そもそも芥川賞とは何なのか。気鋭の文芸評論家が描き出す日本の文学の内実と未来。
要旨 『1Q84』にもその名が登場する日本でもっとも有名な新人文学賞・芥川賞が、今や世界的作家となった村上春樹に授賞しなかったのはなぜなのか。一九七九年『風の歌を聴け』、八〇年『一九七三年のピンボール』で候補になったものの、その評価は「外国翻訳小説の読み過ぎ」など散々な有様。群像新人文学賞を春樹に与えた吉行淳之介も、芥川賞では「もう一作読まないと、心細い」と弱腰の姿勢を見せている。いったい選考会で何があったのか。そもそも芥川賞とは何なのか。気鋭の文芸評論家が描き出す日本の文学の内実と未来。
目次 「でかいこと」としての芥川賞;『風の歌を聴け』がアメリカ的であるのはなぜ?;「戦争花嫁」としての戦後ニッポン;芥川賞と「父の喪失」とニッポンの小説;そもそも芥川賞が「でかく」なった理由;夕暮れのマジック;メロスはなんで「走る」のか;「明治」から考える;社会の一部としての「小説」;『坊っちゃん』のヒロインって?;もういちど、芥川賞と「父の喪失」;ニッポンの小説―おわりに
ISBN(13)、ISBN 978-4-344-98174-4   4-344-98174-X
書誌番号 1110053460
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110053460

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