希望、あるいは未決性について -- 日本学叢書 --
冨山一郎 /編著, 森宣雄 /編著   -- 青弓社 -- 2010.7 -- 22cm -- 417p

資料詳細

タイトル 現代沖縄の歴史経験
副書名 希望、あるいは未決性について
シリーズ名 日本学叢書
著者名等 冨山一郎 /編著, 森宣雄 /編著  
出版 青弓社 2010.7
大きさ等 22cm 417p
分類 312.199
件名 沖縄問題
著者紹介 【冨山】1957年生まれ。大阪大学大学院文学研究科教授。専攻は歴史学。著書に「暴力の予感」「増補戦場の記憶」「近代日本社会と「沖縄人」」、共編著に「ポスト・ユートピアの人類学」「記憶が語りはじめる」など。
内容 内容: 歴史経験、あるいは希望について   冨山一郎著
内容紹介 宿命的に沖縄経験を背負わせ、当事者として据え置いた上で、饒舌に、正当性を競い合いながら解説される「沖縄問題」がある。饒舌な解説は何を回避し、恐れているのか。経験に関わる言葉の連累の可能性を照らし出す。
要旨 宿命的に沖縄経験を背負わせ、当事者として据え置いたうえで、饒舌に、また正しさを競い合いながら解説される「沖縄問題」がある。問われているのは、たんに当事者こそが経験を語るべきだということでは、ない。問題は、こうした饒舌な解説が何を回避し、いかなる事態を怖れているのかということにある。そして回避行動から離脱し始めるとき、経験にかかわる言葉は別の連累を担うはずだ。そこに本書の言葉たちは据えられる。その場所は、始まりであって、正しさではない。
目次 歴史経験、あるいは希望について;第1部 主権という問題(沖縄という言語道断、あるいはその語りの不可能性―国学としてのアメリカ研究と冷戦アジア研究の共犯的忘却;韓国における沖縄学の現在―〓(ゆぅぐぅ)と〓(りゅぅきゅぅ)の間 ほか);第2部 連累する経験(「ジェンダーの視点」から生まれる関係性―沖縄の女性関連施設における労働過程に関する一考察;島の経験を受け継いで―慶良間諸島における「集団自決」と共同体 ほか);第3部 希望について(暴力と歓喜―フランツ・ファノンの叙述と目取真俊『虹の鳥』から;怒りの海からの奮起―アメリカ軍占領下の沖縄におけるコザ蜂起 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7872-3317-2   4-7872-3317-3
書誌番号 1110053695
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110053695

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