もう一つの「近代の超克」 --
子安宣邦 /著   -- 青土社 -- 2010.8 -- 20cm -- 310p

資料詳細

タイトル 和辻倫理学を読む
副書名 もう一つの「近代の超克」
著者名等 子安宣邦 /著  
出版 青土社 2010.8
大きさ等 20cm 310p
分類 121.6
個人件名 和辻哲郎
著者紹介 東京大学文学部卒、同大学院博士課程修了。大阪大学名誉教授。日本思想史学会元会長。日本思想史。主な著書に「「近代の超克」とは何か」など。
内容紹介 和辻哲郎の代表作「倫理学」。昭和の戦争を跨いで刊行されたこの大著に、いかなる思想的事件がはらまれていたのか。西欧近代に渾身で応答しようとした思想的営為の栄光と挫折を、我らの課題として批判的に読み解く。
要旨 昭和日本最大の思想的事件日本的学知の頂点にそびえる和辻哲郎畢生の代表作『倫理学』。昭和の戦争をまたいで刊行されたこの大著に、いかなる思想的事件がはらまれていたのか?敗戦後ほどこされた「修正」を検証し浮かびあがってきた刻印とは?西欧近代に渾身で応答しようとした思想的営為の栄光と挫折を、われらの課題として批判的に読み解く。
目次 なぜいま和辻倫理学なのか―和辻倫理学と昭和の刻印;和辻は倫理学を作り直す―既知の倫理学とは何か;マルクスからの始まり―和辻倫理学の隠された出発;昭和のわれわれの倫理学へ―和辻倫理学の再出発;「倫理」という言葉と解釈学―和辻におけるハイデガー;人の肉体は物体化・個別化されるか―個人殺しの物語;人間共同体という倫理学の語り―和辻におけるヘーゲルとは何か;なぜ二人共同体から始まるのか―「公共性の欠如態」としての共同体;経済社会をどう読み直すか―トロブリアンド島からの視点;和辻に「市民社会」はない「町人根性」と資本主義の精神;「民族」を語り出すこと―和辻における「偶像」の再興;文化共同体としての民族とは―“文化”を“民族”で語ってしまうこと;死ぬことができる「国家」の提示―和辻はここで終えねばならなかった;国破れて山河はあるか―和辻国家論の戦後;和『倫理学』はいかに完結したか―和辻倫理学の戦後
ISBN(13)、ISBN 978-4-7917-6566-9   4-7917-6566-4
書誌番号 1110061291

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