ヤーコプ・タウベス /〔著〕, 高橋哲哉 /訳, 清水一浩 /訳   -- 岩波書店 -- 2010.8 -- 20cm -- 371,10p

資料詳細

タイトル パウロの政治神学
著者名等 ヤーコプ・タウベス /〔著〕, 高橋哲哉 /訳, 清水一浩 /訳  
出版 岩波書店 2010.8
大きさ等 20cm 371,10p
分類 193.71
個人件名 パウロ
注記 Die politische Theologie des Paulus./の翻訳
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【タウベス】1923年ヴィーン生まれ。87年没。イェルサレムやアメリカ合衆国各地で研究助手・講師・教授などを歴任し、61年からはベルリン自由大学にてユダヤ学・解釈学の正教授を務めた。研究組織者としても広範に影響を残した。
内容紹介 カール・シュミットとの対話を契機として生まれたパウロの講義。キリスト教的な解釈史を脱構築して、思想史に異質なヴィジョンを開く。危機の時代に、新しい共同性の創出を展望する渾身の遺著。
要旨 ローマ書の読みを転倒させる。メシアの論理と伝統に連なることで、新たな“神の民族”という普遍的な共同性の創始を目指したパウロ。信仰と法、召命と排除、精神性と世俗性…ユダヤ教の救済と解放のヴィジョンを参照枠として、プロテスタント的な解釈の礎石を突き崩していく。描き直されたパウロ像を起点として立ち上がる精神の系譜、ニーチェ、カール・シュミット、カール・バルト、フロイト、ベンヤミン―世俗化と啓蒙の「近代」という図式に穴をうがつ、一つの知の気圏と、知られざる思想史の風景。
目次 第1部 読解パウロとモーセ―新たな“神の民族”を創始すること(ローマ書の宛先;ノモス 法と正当化―ローマ書八および九~一一の読解;選びと拒み―ローマ書八・三一~九・五およびバビロニア・タルムードのベラホート篇三二aの読解;プネウマ 救済史における凌駕、現世の超克―ローマ書九~一三の読解);第2部 影響史パウロと近現代―メシア的なものの形象変容(この世の他所者―マルキオンとその後続者たち;絶対的なものの熱心者と決断の熱心者―カール・シュミットとカール・バルト;世界政治としてのニヒリズムと美学化されたメシアニズム―ヴァルター・ベンヤミンとテオドーア・W.アドルノ;聖書宗教からの脱出―フリードリッヒ・ニーチェとジークムント・フロイト;ヤーコプ・タウベスとカール・シュミットの歴史);タウベスの手紙
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024462-6   4-00-024462-0
書誌番号 1110063253
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110063253

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