継承・普及・創造の軌跡 --
寺内直子 /著   -- 岩波書店 -- 2010.8 -- 22cm -- 297,25p

資料詳細

タイトル 雅楽の〈近代〉と〈現代〉
副書名 継承・普及・創造の軌跡
著者名等 寺内直子 /著  
出版 岩波書店 2010.8
大きさ等 22cm 297,25p
分類 768.2
件名 雅楽-歴史
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1960年生まれ。東京藝術大学大学院後期博士課程単位取得。現在、神戸大学国際文化学研究科教授。著書に「雅楽のリズム構造-平安時代末における唐楽曲について」など。
内容紹介 日本「伝統」の響き=雅楽は、近代以降、国民国家の「伝統の創出」を担いつつ、「雅楽とは何か」を問い続ける。五線譜化、楽曲や楽器の復元など実践の言説・作品・音源史料に基づき、生成する文化の軌跡を検証する。
要旨 雅楽は、宮廷文化を彩る儀式音楽として伝承されながら、常に歴史の淘汰を受けて来た。近代以降は国民国家の儀礼において「伝統の創出」を担いつつ、新たに「芸術音楽」としての展開を迎える。雅楽人らは閉じた文脈を越え、聴衆へ雅楽を響かせるべく、いかに尽力したのか。洋楽との交流、五線譜化、楽器・楽曲の復元、創作等々さまざまな視点から言説・記録・作品分析を行い、承け継がれつつ新たに生成する芸術の“近代”と“現代”を検証する。
目次 近代以前の雅楽;第1部 明治時代から一九四五年まで―「雲居」の音楽としての雅楽(明治初期の雅楽界の変革;新しい「日本音楽」と雅楽―東儀鐵笛の思想;雅楽の西洋五線譜化―五線譜に込めた「理想」;雅楽「普及」の動き―「沈滞」と「普及」という言説;普及から新しい創造へ―近衛直麿の活動;紀元二千六百年と雅楽界の動き;毛一つの雅楽伝承―雅亮会と大阪近代;雅楽の録音―古音盤にたどる雅楽のスタイルの変遷);第2部 一九四五年以降―メディアと劇場公演による雅楽の普及と変容(戦後の雅楽界と民間雅楽団体、および大学における雅楽カリキュラム導入;国立劇場の雅楽公演―「伝統」への挑戦;「復元」という「思想」―雅楽「復元」の社会史;「復元」の実際;雅楽の「大衆化」―ポピュラー音楽の潮流の中で);雅楽リテラシーの構築
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-025788-6   4-00-025788-9
書誌番号 1110063256

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