梅原猛の挑発に応えて --
表章 /著   -- ぺりかん社 -- 2010.9 -- 20cm -- 284,17p

資料詳細

タイトル 昭和の創作「伊賀観世系譜」
副書名 梅原猛の挑発に応えて
著者名等 表章 /著  
出版 ぺりかん社 2010.9
大きさ等 20cm 284,17p
分類 773.2
個人件名 観阿弥
注記 索引あり
著者紹介 1927年北海道出身。東京文理科大学卒。法政大学教授、野上記念法政大学能楽研究所所員・所長を経て、現在法政大学名誉教授。第17回角川源義賞、第100回恩賜賞・日本学士院賞受賞。主な著書「申楽談儀」など。
内容紹介 「うつぼ船2観阿弥と正成」における梅原猛氏の挑発に応えて、観阿弥が伊賀の出身で楠木正成の甥であるとする伊賀観世系譜が、昭和に入ってからの創作された、偽系図であることを論証する。
要旨 伊賀観世系譜とは、昭和32年から38年にかけて、伊賀の郷土史家久保文雄氏が紹介した上島家所蔵の観世家関係の系譜資料である。観阿弥の出身を伊賀とし、楠木正成の甥とするこの系図は、杉本苑子や白洲正子、平泉澄などに興味を示されてきた。学界は当初から否定的であったが、今回、梅原猛氏の挑発に応え、本書をあらたに書き下ろし、総合的に考察、昭和に創作された偽系図であることを論証する。
目次 第1章 伊賀伊賀観世系譜の内容とそれへの評価(久保文雄紹介の伊賀観世系譜の内容;伊賀観世系譜についての久保の把握;伊賀観世系譜をめぐる諸家の評価;伊賀観世系譜への平泉澄博士・梅原猛の評価とそれへの批判;伊賀観世系譜をめぐる表章の昔の発言;伊賀観世系譜をめぐる久保の見解への疑問);第2章 伊賀観世系譜は近代の創作(伊賀観世系譜は現存諸資料に基づく編纂物;伊賀観世系譜は吉田本『世阿弥十六部集』以後の編纂;伊賀観世系譜は昭和以降の編纂―『能楽源流考』や野々村氏著書を利用している;余説あれこれ);第3章 楠木氏縁戚説も播磨永富家縁戚説も伊賀系譜の創作(楠木氏と観世家縁戚説は架空;播磨永富家との縁戚説も架空)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8315-1271-0   4-8315-1271-0
書誌番号 1110069626
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110069626

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