沈黙の西洋思想史 --
互盛央 /著   -- 講談社 -- 2010.10 -- 20cm -- 300p

資料詳細

タイトル エスの系譜
副書名 沈黙の西洋思想史
著者名等 互盛央 /著  
出版 講談社 2010.10
大きさ等 20cm 300p
分類 133
件名 哲学-歴史-近代
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1972年東京生まれ。96年東京大学教養学部卒。2008年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。言語論・思想史。現在、出版社勤務。著書「フェルディナン・ド・ソシュール-〈言語学〉の孤独、「一般言語学」の夢」第22回和辻哲郎文化賞、第27回渋沢・クローデル賞受賞。
内容紹介 「考える」「思う」という事象に主語はあるのか。私でも神でも言語でもないとしたら。近代以降、ニーチェらが沈黙する“それ=Es”に向けて格闘を始めていた。エスのこの命令の中に語る者・人間の秘密を探る1冊。
要旨 「考える」「思う」の主語は何か。「思われること」は、本当に「私に思われ」ているのか。「私」を「捏造」したデカルトは、すでにこの問いを封印していた。しかし、近代以降、この沈黙の事象に対する哲学者たちの悪戦苦闘が始まった。リヒテンベルクに始まりフォイエルバッハ‐ニーチェ‐フロイトへと続く第一の系譜。一方、フィヒテに分かれシェリング‐ビスマルクに流れる第二の系譜。「人」とも「言語」とも「普遍的なもの」とも呼ばれながら、究極“それ”としか名づけようのない何ものかを巡って、人間存在の不思議を考え抜いた思想家たちの系譜を辿る。
目次 第1章 エスの問題圏(フロイトとニーチェ;ニーチェの因果性批判 ほか);第2章 エスの淵源を求めて(「神なる自然」とゲーテ;フィヒテの課題 ほか);第3章 変貌するエス(「自然の精神化」と「自然の物質化」;ヘルムホルツからマッハへ ほか);第4章 エスへの抵抗(カール・クラウス;抵抗するローゼンツヴァイク ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-216549-5   4-06-216549-X
書誌番号 1110072603
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110072603

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