「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史 -- 光文社新書 --
輪島裕介 /著   -- 光文社 -- 2010.10 -- 18cm -- 358p

資料詳細

タイトル 創られた「日本の心」神話
副書名 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史
シリーズ名 光文社新書
著者名等 輪島裕介 /著  
出版 光文社 2010.10
大きさ等 18cm 358p
分類 767.8
件名 流行歌-歴史
注記 文献あり
著者紹介 1974年金沢生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員を経て、現在、国立音楽大学、明治大学他非常勤講師。専攻はポピュラー音楽研究・民族音楽学・大衆文化史。共著に「クラシック音楽の政治学」など。
内容紹介 いったい誰が、どういう目的で「演歌」を創ったのか。気鋭の音楽学者が、膨大な資料と具体例をもとに「演歌」=「日本の心」神話成立の謎を解き明かす。戦後の演歌を学問的に考察する1冊。〈受賞情報〉サントリー学芸賞芸術・文学部門(第33回)
要旨 「演歌は日本の心」と聞いて、疑問に思う人は少ないだろう。落語や歌舞伎同様、近代化以前から受け継がれてきたものと認識されているかもしれない。ところが、それがたかだか四〇年程度の歴史しかない、ごく新しいものだとしたら?本書では、明治の自由民権運動の中で現われ、昭和初期に衰退した「演歌」―当時は「歌による演説」を意味していた―が、一九六〇年代後半に別な文脈で復興し、やがて「真正な日本の文化」とみなされるようになった過程と意味を、膨大な資料と具体例によって論じる。いったい誰が、どういう目的で、「演歌」を創ったのか。
目次 はじめに―美空ひばりは「演歌」歌手なのか?;第1部 レコード歌謡の歴史と明治・大正期の「演歌」(近代日本大衆音楽史を三つに分ける;明治・大正期の「演歌」 ほか);第2部 「演歌」には、様々な要素が流れ込んでいる(「演歌」イコール「日本調」ではない;昭和三〇年代の「流し」と「艶歌」 ほか);第3部 「演歌」の誕生(対抗文化としてのレコード歌謡;五木寛之による「艶歌」の観念化 ほか);第4部 「演歌」から「昭和歌謡」へ(一九七〇年代以降の「演歌」;「演歌」から「昭和歌謡」へ ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-03590-7   4-334-03590-6
書誌番号 1110074374

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
港南 公開 Map 767 一般書 利用可 - 2045017918 iLisvirtual
金沢 公開 Map 767 一般書 利用可 - 2063816992 iLisvirtual