もう一つの『豊饒の海』 -- 光文社新書 --
井上隆史 /著   -- 光文社 -- 2010.11 -- 18cm -- 262p

資料詳細

タイトル 三島由紀夫幻の遺作を読む
副書名 もう一つの『豊饒の海』
シリーズ名 光文社新書
著者名等 井上隆史 /著  
出版 光文社 2010.11
大きさ等 18cm 262p
分類 910.268
個人件名 三島由紀夫
注記 年表あり
著者紹介 1963年横浜市生まれ。東京大学文学部卒、同大学院博士課程中退。東京大学助手を経て、現在、白百合女子大学教授。白百合女子大学言語・文学研究センター所長。山中湖文学の森三島由紀夫文学館研究員。専門は日本近代文学。著書に「三島由紀夫虚無の光と闇」など。
内容紹介 三島由紀夫没後40年。近年調査が進んだ「創作ノート」と「豊饒の海」の重要なテーマである仏教の唯識思想に基づいて、幻の第4巻の作品世界を仮構する。三島の自死の意味と、戦後日本の時空間について再考する。
要旨 三島由紀夫は昭和四十五年十一月二十五日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺を遂げた。その死の当日、遺作となった小説『豊饒の海』の第四巻『天人五衰』の最終原稿が、編集者に渡された。ところが、「創作ノート」と呼ばれる三島のノートには、完成作とは大きく異なる内容の最終巻のプランが検討されていた。近年、調査が進んだ「創作ノート」と、『豊饒の海』の重要なテーマである仏教の唯識思想に基づいて、三島が検討していた幻の第四巻の作品世界を仮構し、そこから三島の自死の意味と、三島文学が書かれ、かつ読まれた場である戦後日本の時空間について再考する意欲作。
目次 第1章 幸魂の小説―『豊饒の海』の構想;第2章 唯識とは何か;第3章 救済の理念としての輪廻;第4章 世界は存在する!;第5章 光明の空に赴く;第6章 虚無と救済の闘争;第7章 神々の黄昏;第8章 五つの観点から―「第四巻plan」ノート再読;第9章 もう一つの『豊饒の海』;第10章 虚無の極北の小説;エピローグ―さらに、もう一つの『豊饒の海』
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-03594-5   4-334-03594-9
書誌番号 1110082670
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1110082670

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/6555 一般書 利用可 - 2046026600 iLisvirtual
都筑 公開 Map 910/ミ 一般書 利用可 - 2065965014 iLisvirtual