シュレーバー症例から聞こえてくるもの --
椎名亮輔 /著   -- 岩波書店 -- 2010.11 -- 20cm -- 282p

資料詳細

タイトル 狂気の西洋音楽史
副書名 シュレーバー症例から聞こえてくるもの
著者名等 椎名亮輔 /著  
出版 岩波書店 2010.11
大きさ等 20cm 282p
分類 762.3
件名 音楽-歴史 , 精神病学
著者紹介 1960年東京都生まれ。94年ニース・ソフィア=アンチポリス大学文学部哲学科博士課程修了。現在、同志社女子大学学芸学部音楽学科教授。専門:音楽美学・音楽哲学。著書「音楽的時間の変容」ほか。
内容紹介 フロイトの症例で知られるシュレーバーは、妄想と闘うためにピアノを演奏していた。その事実から始まる探究は「ラモーの甥」に始まり、マーラー、シェーンベルクに行き着く、全く新しい音楽史を浮かび上がらせる。
要旨 フロイトの症例で名を知られるダニエル・パウル・シュレーバー(一八四二‐一九一一年)は、激烈な狂気のただなかで、妄想の「声」と闘うために、ピアノを演奏していた―。これまで顧みられることのなかったその事実から始まる本書の探究は、シュレーバーとシューマンに深い関わりがあったことを明らかにする。その向こう側には、シューマンをはじめとする幾多の作曲家たちを悩ませ、「狂気」に追い込みさえした「音楽と意味」という巨大な問題が浮かび上がってくる。ディドロが描いた「ラモーの甥」に始まり、マーラーを経て、ついにシェーンベルクに到達する系譜がたどられるとき、本書は誰も見たことのない、まったく新しい西洋音楽史への挑戦であることが明らかになる。
目次 序章 狂気の西洋音楽史、あるいは「シュレーバーの音楽」;第1章 シュレーバーと音楽(シュレーバー家と音楽;主治医フレックシヒ ほか);第2章 意味の病としてのパラノイア(フロイト;ラカン);第3章 音楽と意味(ピアノと拘束具;ロマン主義 ほか);第4章 「シュレーバーの音楽」の始まりと終わり(ラモーとその狂気;「シュレーバーの音楽」の終わり);結論
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-022579-3   4-00-022579-0
書誌番号 1110084632

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