花田佳明 /著   -- 鹿島出版会 -- 2011.2 -- 22cm -- 651p

資料詳細

タイトル 建築家・松村正恒ともうひとつのモダニズム
著者名等 花田佳明 /著  
出版 鹿島出版会 2011.2
大きさ等 22cm 651p
分類 523.1
個人件名 松村正恒
注記 文献あり 著作目録あり
著者紹介 1956年愛媛県生まれ。82年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。82~92年日建設計勤務、92~97年神戸山手女子短期大学専任講師・助教授、97~2003年神戸芸術工科大学助教授を経て、04年神戸芸術工科大学教授。専攻は建築設計理論・近代建築史。
内容紹介 東京で下積みを経て、故郷・愛媛で設計を続けることを選んだ建築家・松村正恒。モダニズムの思想に拠りながらも教条的な姿勢はとらず、教育や生活のあるべき姿を空間化した。松村とその建築に関する初の本格的論考。
要旨 松村正恒という建築家がいた―戦後間もない愛媛県八幡浜市役所の一職員として、珠玉の学校建築や病院関連施設を設計した人物である。モダニズム建築の思想に拠りながらも教条的な姿勢はとらず、教育や生活のあるべき姿を空間化した。1960年には『文藝春秋』の特集「建築家ベストテン」で、前川國男、丹下健三、村野藤吾らとともに日本を代表する建築家にも選ばれている。松村が提起した多くの問題や枠組みは、これからの建築のあり方を構想するうえで、依然として有効な射程をもっているといえるだろう。本書は、松村とその建築に関する初の本格的論考である。
目次 序章(本書の目的と課題;既往研究との関係 ほか);第1章 松村正恒の原風景(誕生から大洲時代まで;東京での学生生活 ほか);第2章 八幡浜市役所における建築設計活動(八幡浜市役所での設計活動の背景と作品リスト;八幡浜市役所時代の作品リストと分析方法 ほか);第3章 八幡浜市役所時代の外部世界との関係(蔵田周忠との関係;内田祥哉および建築計画研究者との関係 ほか);結論(自己参照的メカニズムによるデザインの展開;建築の意味が確定することの拒否 ほか);補遺(独立後の松村正恒の設計活動について;日土小学校の色彩および特殊な仕上げについて)
ISBN(13)、ISBN 978-4-306-04550-7   4-306-04550-1
書誌番号 1111008832
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1111008832

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