女中・不良・主婦 --
古川裕佳 /著   -- 森話社 -- 2011.2 -- 20cm -- 325p

資料詳細

タイトル 志賀直哉の〈家庭〉
副書名 女中・不良・主婦
著者名等 古川裕佳 /著  
出版 森話社 2011.2
大きさ等 20cm 325p
分類 910.268
個人件名 志賀直哉
注記 索引あり
著者紹介 東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。現在、都留文科大学国文学科准教授。日本近代文学専攻。主要業績「花子をモノにするのは誰?-森鴎外 オーギュスト・ロダン 志賀直哉」など。
内容紹介 志賀直哉の小説には、なぜ女中や不良が描かれるのか。女中や不良は家庭という平凡な小説の舞台を、サスペンスに満ちたものに変える。同時代評や初出誌の広告なども参照しつつ、志賀直哉の中期作品を丹念に読み直す。
要旨 志賀直哉の小説には、なぜ女中や不良が描かれるのか。女中や不良は、家庭という平凡な小説の舞台を、その境界領域から撹乱し、サスペンスに満ちたものに変えてしまう。同時代評や初出誌の広告なども参照しながら、志賀直哉の中期作品を丹念に読み直す。
目次 中期作品の課題;家族という拘束、家庭という広がり―「大津順吉」から中期作品へ;女中は軍人と結婚すべきか―「佐々木の場合」;時任謙作とその時代―連載小説としての「暗夜行路」;「種々の異性」を求めての「暗夜行路」―『改造』連載中の新聞広告を手がかりに;文壇小説としての「邦子」―妻の死を収奪する「私」;見出された「心境小説」―「焚火」;見せ消ちの色と欲―「菰野」;女中という装置―志賀直哉「大津順吉」・里見〓(とん)「君と私と」・佐藤春夫「或る男の話」;「変態」としての「不良」―谷崎潤一郎「肉塊」・里見〓(とん)「多情仏心」;ラヴレター、取扱注意―「暗夜行路」の軟派不良;研究主題・研究方針・研究展望
ISBN(13)、ISBN 978-4-86405-019-7   4-86405-019-8
書誌番号 1111011774
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1111011774

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