そのメカニズムを考える -- 光文社新書 --
関谷直也 /著   -- 光文社 -- 2011.5 -- 18cm -- 210p

資料詳細

タイトル 風評被害
副書名 そのメカニズムを考える
シリーズ名 光文社新書
著者名等 関谷直也 /著  
出版 光文社 2011.5
大きさ等 18cm 210p
分類 361.4
件名 社会心理学
注記 文献あり
著者紹介 1975年新潟生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒。東京大学大学院人文社会系研究科社会情報専門分野修士課程修了。東洋大学社会学部准教授。2007年日本災害情報学会学術貢献分野・廣井賞、09年日本広報学会賞優秀研究奨励賞・日本広告学会賞学術部門賞受賞。
内容紹介 1954年の第五福竜丸被爆事件に始まる日本の風評被害。何が原因なのか、どういう具合に広がっていくのか、どうすれば収まるのか。東日本大震災のケースも含めて、多角的に論じる。
要旨 ウルリヒ・ベックというドイツの社会学者は『危険社会』という本で、富の分配が重要な課題であった産業社会の段階を超えて、科学技術によって作られる「危険」の分配が重要な課題となったと論じた。生命の危険を誰が負担するかという話である。それは必ずしも、物理的な危険性の話ではなく、経済的な危険も含んでいる。日本はそのリスクの負担を究極までに避けてきた。絶対の「安全」を追求していけば、少しでも危険といわれたものは避けようとする。根拠がなく、ある食品や商品、地域や日本ブランドそのものが「安全でない」と見なされて、経済的被害を引き起こす。それが「風評被害」である。
目次 第1章 風評被害とは何か;第2章 「放射能パニック」と風評被害;第3章 原子力事故と風評被害;第4章 メディア報道と風評被害;第5章 安全と風評被害;第6章 流通と風評被害;第7章 観光産業と風評被害;第8章 企業・金融・保険と風評被害;第9章 東日本大震災における「風評被害」と「うわさ」;第10章 東日本大震災後の日本が抱えるジレンマ;終章 風評被害にどう立ち向かうか
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-03624-9   4-334-03624-4
書誌番号 1111033069

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 361.4 一般書 利用可 - 2046762218 iLisvirtual
都筑 公開 Map 361.4 一般書 利用可 - 2046573423 iLisvirtual