新谷淳一 /著   -- 岩波書店 -- 2011.5 -- 22cm -- 292,22p

資料詳細

タイトル 〈文学〉の誕生とその終焉
著者名等 新谷淳一 /著  
出版 岩波書店 2011.5
大きさ等 22cm 292,22p
分類 950.4
件名 フランス文学
注記 文献あり
著者紹介 1963年生まれ。99年東京大学大学院人文社会系研究科フランス語フランス文学専攻博士課程満期退学。論考に「芸術の身分規定の変化との関係における文学概念の歴史性-ジャック・ランシェールによる文学」など。
内容紹介 終焉が言われる時、そこで終わろうとする文学とは何か。言語空間としてのその特異な位相を、大革命後フランスを舞台に探り出そうとする。逆説に満ちた文学の擬態を自ら実践してみせる「批評」の冒険。
要旨 「終焉」に達した“文学”の歴史性を、かつてない視点から解明し、“文学”という固有の様態を描き出して未来へと開く力作評論。十八世紀と十九世紀の変わり目に、新たな生を得た“文学”という名辞には、生から死への歩みがプログラムされていた。それを規定した諸条件を、詩の“充溢”や建築の“モニュメント性”との関係のうちに探り、社会の“肉”やアルケーとしての“幾何学”から逃走する文学の、非実体的な領分を画定する。ジャック・ランシエールの批評を基点に、表象論・テクスト論・メディア論と対話しつつ、文学の内と外の、絶対性と歴史性の境=間を精密に記述する批評の文体。作者という物語にもテクストの科学にも還元されない運動として、たえまなく往還する“擬”の“シリアスさ”を演じた文学、その「死」を自らの文体に担おうとする、新しい批評の冒険。
目次 序章 “脳”は何を説明するのか?;第1章 社会の肉と言葉の過剰;第2章 語る建築から拡散する紙へ;第3章 科学とテクスト;第4章 連続と断絶、あるいはカッコの内と外;第5章 古典主義と未開人;第6章 文学の生と死;第7章 文化と植民地
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-024663-7   4-00-024663-1
書誌番号 1111037141
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1111037141

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