女君流離の物語 -- 研究叢書 --
野村倫子 /著   -- 和泉書院 -- 2011.5 -- 22cm -- 396p

資料詳細

タイトル 『源氏物語』宇治十帖の継承と展開
副書名 女君流離の物語
シリーズ名 研究叢書
著者名等 野村倫子 /著  
出版 和泉書院 2011.5
大きさ等 22cm 396p
分類 913.36
注記 索引あり
著者紹介 1956年京都市生まれ。80年立命館大学文学部卒。85年立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程単位取得退学。89~2004年立命館大学非常勤講師。大阪府立守口・磯島・茨木各高校を経て現在、大阪府立春日丘高等学校教師。論文等「平安末期物語人物事典」他。
内容紹介 物語の女君の中でも人気が高い「宇治十帖」の浮舟。本書では、当時の実社会では起こりえない浮舟の入水について施された物語の手法を論じ、後世の物語に再生・継承された方法を物語史的に通観する。
目次 1 「宇治十帖」浮舟入水を廻る人々(浮舟入水の脇役たち―「東屋」から「浮舟」へ構想の変化を追って;「蜻蛉」巻の浮舟追慕;「蜻蛉」の宮の君―薫の浮舟評を対女房意識よりみる;宮の君をめぐる「いとほし」と「あはれ」―続「蜻蛉」の宮の君・貴顕の姫君の出仕);2 『山路の露』―「夢浮橋」の継承と展開(『山路の露』の表現性;『山路の露』の「文」と「語り」―浮舟物語における情報回路の回復をもどく);3 『狭衣物語』飛鳥井の物語(『狭衣物語』の吉祥天女―飛鳥井をめぐって;飛鳥井の九州―入水と「形見」の姫君の物語;『狭衣物語』の形見・ゆかり考―女性追慕の手法として;『狭衣物語』の飛鳥井の叙述方法―登場人物たちによる語りと飛鳥井の生涯における時間の流れ;飛鳥井をめぐる「底」表現―流離と入水の多重性;飛鳥井の絵日記―飛鳥井から一品の宮へ;『狭衣物語』の女院―等価・置換による物語の展開手法);4 姫君近侍の女房達(「侍従」考―平安末期物語および鎌倉時代の物語にみられる脇役女房史;『松陰中納言物語』の「語り」の諸相―「侍従考」補遺;「夕顔」の右近―「語る」女房/「詠む」女房);5 物語の
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-0587-9   4-7576-0587-0
書誌番号 1111037430
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1111037430

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