事件の現象学 中世篇 -- 《思想・多島海》シリーズ --
前野佳彦 /著   -- 法政大学出版局 -- 2011.10 -- 20cm -- 388,10p

資料詳細

タイトル 中世的修羅と死生の弁証法
副書名 事件の現象学 中世篇
シリーズ名 《思想・多島海》シリーズ
著者名等 前野佳彦 /著  
出版 法政大学出版局 2011.10
大きさ等 20cm 388,10p
分類 361.78
件名 都市
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1953年福岡県生まれ。74年東京大学法学部中退、79年同大学院人文科学研究科修士課程修了、80~84年シュトゥットガルト大学・ロンドン大学付属ワールブルク研究所留学。現在、文化記号塾主宰。
内容紹介 合戦・血讐・仇討の修羅世界の中世で、止観・開悟・鎮魂の叢林や荒れ野を経巡り、死生の狭間の「夢幻能」的道行を、非日常性の夢を紡ぐ中世遊歩人の目と思念をもって透視し概観する。「事件の現象学」の中世篇。
要旨 中世は、古代的制度の全面的崩壊から必然化した“修羅世界”であり、祝祭と儀礼の時代であった。合戦闘諍の修羅場で、主従情念は社会的紐帯の基盤を形成し、親族関係は血讐・仇討の連鎖を生み、聖性を求めて師弟や信徒らは禅林や荒れ野に赴いた。修羅‐止観‐開悟という定位彷徨、“夢幻能”的道行を、軍記物語や復讐譚の修羅エクリチュールや詩歌、生活所作儀礼などから読み解いて、中世遊歩人のまなざしと思念、中世的“事件”の実相および死生の弁証法を透視する。『形而上の中世都市』姉妹編。
目次 序 中世的修羅と生活所作の儀礼化;第1章 主従情念の生成;第2章 合戦の情念型;第3章 仇討の情念型;第4章 開悟の情念型;第5章 家常茶飯の尽十方界―中世的定位コスモロジーの実相;結び 死生の弁証法―その記号的根拠
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-10019-2   4-588-10019-X
書誌番号 1111071469

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