メアリ・ウルストンクラフトの挑戦 -- フェミニズム的転回叢書 --
梅垣千尋 /著   -- 白澤社 -- 2011.11 -- 19cm -- 222p

資料詳細

タイトル 女性の権利を擁護する
副書名 メアリ・ウルストンクラフトの挑戦
シリーズ名 フェミニズム的転回叢書
著者名等 梅垣千尋 /著  
出版 白澤社 2011.11
大きさ等 19cm 222p
分類 367.2
個人件名 ゴドウィン,メアリ
注記 索引あり
著者紹介 1973年生まれ。一橋大学社会学部卒、ヨーク大学18世紀研究所修士課程修了、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。思想史、女性史専攻。青山学院女子短期大学准教授。著書に、見市雅俊編「近代イギリスを読む」など。
内容紹介 フランス革命の衝撃がひろがる英国で発表されて以来、悪評から賞賛まで様々に評価されてきたフェミニズムの古典「女性の権利の擁護」は、なにに挑んだのか。気鋭の思想史研究者が丹念に読み解く。
要旨 フランス革命の衝撃がひろがる英国で、保守陣営と果敢に論争する女性論客として一躍有名になったメアリ・ウルストンクラフト。彼女がわずか3カ月で書きあげた義憤と希望の書『女性の権利の擁護』(1792年)は、フェミニズムの古典の筆頭にあげられる。フェミニズムという言葉すらなかった時代、18世紀末イギリスでウルストンクラフトは、どのような「女性」の、どのような「権利」を、どのように「擁護」しようとしたのか。気鋭の思想史研究者が丹念に読み解く。
目次 第1章 『女性の権利の擁護』の誕生とその評価(『女性の権利の擁護』の誕生;『女性の権利の擁護』をめぐる評価の変遷;『女性の権利の擁護』を読む視点);第2章 「女性」とは誰か(女性はどのような存在か;女性は男性より劣るのか―身体的な性差をめぐって;女性は人を喜ばせる存在なのか―文明社会のマナーをめぐって;女性は男性に従うべきか―キリスト教信仰をめぐって;女性は男性のために存在するのか―対象から主体へ);第3章 「女性の権利」とは何か(「権利」とは何か―革命論争のなかで;男女共通の権利とは何か―普遍主義の論理;女性独自の権利とは何か―差異主義の論理;能動市民としての女性の権利);第4章 女性の権利は「擁護」されたか(女性としていかに語るか―自己表象の政治学;誰にむけてどう語るのか―呼びかけの修辞学;メッセージはどう届いたのか―読者が受けとったもの)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7684-7942-1   4-7684-7942-1
書誌番号 1111078970

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中央 4階社会科学 367.2/シ 一般書 貸出中 - 2047384853 iLisvirtual