戦争・政治・性をめぐって -- Seishido brochure --
鈴木斌 /著   -- 菁柿堂 -- 2011.11 -- 19cm -- 302p

資料詳細

タイトル 老人文学論
副書名 戦争・政治・性をめぐって
シリーズ名 Seishido brochure
著者名等 鈴木斌 /著  
出版 菁柿堂 2011.11
大きさ等 19cm 302p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-近代 , 老人(文学上)
著者紹介 1943年東京生まれ。法政大学文学部卒。文芸評論家、日本社会文学会会員。著書に「大岡昇平論」など。
内容紹介 有吉佐和子「恍惚の人」、川端康成「山の音」、辻井喬「終わりからの旅」、渡辺淳一「孤舟」などを中心に青山光二、耕治人の作品を論じる。そして上野千鶴子「老人介護文学の誕生」の陥穽を突く。
要旨 従来の日本文学は、高齢者の老いや死を退嬰的・悲観的に描いた。老人の、戦争・政治・性をあつかう文学作品の批評をとおして、いまそれを乗り越える試みが始まる。
目次 1 老人文学の嚆矢とは―岡本かの子「老妓抄」・林芙美子「晩菊」・有吉佐和子『恍惚の人』が描いたもの;2 舅と嫁の愛の背景にある戦争とデカダン―川端康成『山の音』;3 老人文学としての辻井喬の小説―『終わりからの旅』『虹の岬』『父の肖像』;4 恋に生きる老い―黒井千次『高く手を振る日』;5 『“介護小説”の風景』の鋭利さと錯誤―青山光二、耕治人の老人文学;6 上野千鶴子の「老人介護文学の誕生」批判―佐江衆一『黄落』と円地文子『女坂』の「老い」の世界;7 医者が願う終末期医療―松田道雄『安楽に死にたい』;8 定年退職からの出発―永井龍男「一個」・三田誠広『団塊老人』・渡辺淳一『孤舟』;9 城山三郎の晩年と国家―『大義の末』を中心に;10 老人文学の二つの道―芥川龍之介・谷崎潤一郎・佐野眞一の方法
ISBN(13)、ISBN 978-4-434-16204-6   4-434-16204-7
書誌番号 1111079794
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1111079794

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