革命運動から政権党への軌跡 --
山尾大 /著   -- 有斐閣 -- 2011.12 -- 22cm -- 350p

資料詳細

タイトル 現代イラクのイスラーム主義運動
副書名 革命運動から政権党への軌跡
著者名等 山尾大 /著  
出版 有斐閣 2011.12
大きさ等 22cm 350p
分類 312.281
件名 イラク-政治・行政-歴史 , イスラム教
注記 並列タイトル:The Islamist Movements in Modern Iraq
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 九州大学大学院比較社会文化研究院専任講師。
内容紹介 イラク戦争後の政治的混乱の背景は何か。イスラーム主義運動の成立、フセイン政権による弾圧、亡命、そして分裂。数々の苦難を乗り越え、政権に就いたイスラーム主義運動の歴史的変容過程を、膨大な資料で描き出す。
要旨 イラクでは、2003年の米軍の侵攻によってフセイン・バアス党権威主義体制が崩壊した現在においても、政治的に不安定な状態が続いている。その背景を、イラク戦争後に、政権の中枢に上り詰めたイラク・イスラーム主義運動の歴史的変容過程を分析することによって、明らかにする。本書は、イスラーム主義運動の中でも特に、ダアワ党とイラク・イスラーム革命最高評議会(SCIRI)に焦点を当て、運動の成立からダアワ党が政権の座に就くまでの激動の半世紀を、4つの時代に分けて描き出す。この過程を、関係者へのインタビューや党の機関紙などの一次資料をもとに分析し、イスラーム主義運動が発信してきた「国家」と「ネーション」の枠組みの揺れが、現在の政治的対立の根源にあることを解き明かす。
目次 現代イラクの政治変動とイスラーム主義運動;第1部 イスラーム主義運動の誕生と革命運動(1950~70年代)(イラク国家の形成と変容するシーア派宗教界;イラクにイスラーム国家を樹立せよ―イスラーム主義運動の思想的源流;近代的イスラーム主義組織の形成と革命運動―黎明・革命期ダアワ党の歴史的変遷);第2部 亡命期のイスラーム主義運動とその分岐(1980年代)(革命運動の失敗と亡命、そして分裂―バーキル・サドル処刑のインパクトを手がかりに;独裁政権を打倒せよ、革命政権を樹立せよ―亡命イスラーム主義運動の新展開;シーア派法学権威への個人的忠誠か、組織化された宗教界との協調か―イデオロギー対立と分裂の思想的正統化をめぐって);第3部 ディアスポラ期のイスラーム主義運動と国内社会運動の相克(1990年代)(イスラーム主義反体制派からイラク反体制派へ―ディアスポラ期イスラーム主義の調和と相克;革命運動から社会運動へ―サーディク・サドルの国内大衆動員をめぐって);第4部 国家を運営するイスラーム主義運動(2003年4月~2009年8月)(歴史的背景に裏づけられた政治対立が顕在化するとき―イスラーム主義の議会政治;変容す・
ISBN(13)、ISBN 978-4-641-04995-6   4-641-04995-5
書誌番号 1111088408
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1111088408

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中央 書庫 312.2/613 一般書 利用可 - 2047425444 iLisvirtual