祥伝社新書 --
宮崎学 /〔著〕   -- 祥伝社 -- 2012.2 -- 18cm -- 220p

資料詳細

タイトル 「自己啓発病」社会
シリーズ名 祥伝社新書
著者名等 宮崎学 /〔著〕  
出版 祥伝社 2012.2
大きさ等 18cm 220p
分類 159
件名 自己啓発法
著者紹介 1945年京都府生まれ。早稲田大学中退。早大在学中は学生運動に没頭、共産党系ゲバルト部隊隊長として名を馳せる。週刊誌記者を経て実家の建築解体業を継ぐが倒産。半生を綴った「突破者」で衝撃的デビューを果たし、以後旺盛な執筆活動を続ける。「談合文化論」は各界から絶賛された。
内容紹介 誰も気づかなかった「スキルアップ」「夢」「成功」の虚妄。MBA、英語力、法科大学院、IT技術…。国民総「ポジティブ・バカ」時代が、“さもしい社会”を生んだ。日本人の精神の貧困を、今問い糺す。
要旨 「失われた20年」と軌を一にするように、日本人の間で自己啓発ブームが巻き起こった。合言葉は「セルフヘルプ」、「スキルアップ」、「夢をかなえる」…。このブームを支えたのが『自助論』という翻訳書だ。彼ら自己啓発に励む日本人は、同書をバイブルとして崇め立てた。だが、そのバイブルは、じつは抄訳であり、原著(完全訳)の持つ精神を損ない、たんなる成功のためのハウツー集になっていることに気づく人は少ない。日本人は、いわば「ゆがめられた自助」を盲信してきたのだ。自己啓発ブームの結果、格差は拡大し、「あきらめ感」が蔓延した。現代日本の社会病理を徹底的に解剖する。
目次 1 「セルフヘルプ」という病(ポジティブ・シンキングから自己啓発へ―1990年以後の日本;「スキルアップ」の三種の神器 ほか);2 ゆがめられた『自助論』(いま読まれている『自助論』は「抄訳」である;「抄訳」にはない、もうひとつの重要なこと ほか);3 自助と互助と共助(幕末日本にあった「自助」と「互助」と「共助」;志士たちの魂を揺さぶったもの ほか);4 「勤勉」と「成功」の終わり(かつて「労働」とは奴隷の仕事だった;いつから「勤勉=美徳」になったのか ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-396-11263-9   4-396-11263-7
書誌番号 1112006765

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