「西洋」を読み替えて --
平石典子 /著   -- 新曜社 -- 2012.2 -- 22cm -- 358p

資料詳細

タイトル 煩悶青年と女学生の文学誌
副書名 「西洋」を読み替えて
著者名等 平石典子 /著  
出版 新曜社 2012.2
大きさ等 22cm 358p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治時代
注記 索引あり
著者紹介 1967年北海道生まれ。東京大学大学院超域文化科学専攻単位取得退学。専攻、比較文学。現在、筑波大学人文社会系准教授。主な著書「日本文学の「女性性」」「越境する言の葉-世界と出会う日本文学」。
内容紹介 明治後半、学生の間に「煩悶」が大流行した頃、高等教育を受けた「女学生」も誕生した。これら特権的若者の実態を、「新しさ」のモデルとなった「西洋」と往還しつつ、当時のメディア・文学の中に探る。
要旨 かつて学生のあいだに「煩悶」が大流行した。明治後半である。そのころ、高等教育を受けた「女学生」も誕生した。これら特権的若者の実態を、その「新しさ」のモデルとなった「西洋」と往還しつつ、当時のメディア・文学のなかに探る。
目次 第1章 明治の「煩悶青年」たち(「煩悶青年」とは何か;文学のなかの煩悶青年たち;明治末の『ヨーン・ガブリエル・ボルクマン』);第2章 「女学生」の憂鬱(「女学生」というメタファー;「恋愛」の波及;「女学生神話」の確立);第3章 「堕落女学生」から「宿命の女」へ(「堕落女学生」の行方;明治東京の「宿命の女」);第4章 「新しい男」の探求―ダンヌンツィオを目指して(『煤煙』という出発点;漱石と鴎外の青年像―「新しい男」とは何か;「醜い日本人」をめぐって―ダンヌンツィオと高村光太郎を結ぶ糸);第5章 女たちの物語(「令夫人」から「妖婦」へ―大塚楠緒子の作品をめぐって;遅れてきた女学生小説―『あきらめ』の意義;女たちの新たなる地平―『青鞜』に集う物語)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7885-1273-3   4-7885-1273-4
書誌番号 1112009313
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112009313

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 910.2/6805 一般書 利用可 - 2048601815 iLisvirtual