『とはずがたり』の世界 -- 角川選書 --
日下力 /著   -- 角川学芸出版 -- 2012.2 -- 19cm -- 223p

資料詳細

タイトル 中世尼僧愛の果てに
副書名 『とはずがたり』の世界
シリーズ名 角川選書
著者名等 日下力 /著  
出版 角川学芸出版 2012.2
大きさ等 19cm 223p
分類 915.4
個人件名 後深草院二条
注記 文献あり 年表あり
著者紹介 1945年新潟県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻は軍記物語を中心とした中世文学。現在、早稲田大学文学学術院教授。著書に「平治物語の成立と展開」などがある。
内容紹介 中世の宮廷女房、二条が自らの愛の遍歴と追放後の漂泊の旅の記録を書き残したわけを問い直す。軍記文学研究の第一人者が、劇的構成と繰り返される言葉の効果を明らかにし、「とはずがたり」の真相に迫る。
要旨 『とはずがたり』は、後深草天皇の御所で育った作者・二条が自らの愛の遍歴と、尼となって東国・西国を旅した様子を綴った自叙伝だ。宮廷内の複雑な男女関係を披瀝したためか、昭和25年に一般公開されるまで、宮内庁に秘蔵されていた。二条はなぜ自分の過去を書き残したのか?読者を作品の中に引き込む劇的構成と、繰り返される言葉の効果を明らかにしながら、謎に包まれた『とはずがたり』の真相に迫る。
目次 序 自伝を読む行為の原点―誤解の始まり;第1章 執筆の動機―今、ここにありて;第2章 表現への執着―見ぬことも書く才能;第3章 制御できぬ心の自覚―過去への内省;第4章 異性への懐疑、あるいは怒り―聖と俗の交錯;第5章 旅修行を記す意味―心の安寧を求めて
ISBN(13)、ISBN 978-4-04-703501-0   4-04-703501-7
書誌番号 1112013206

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