医療化社会の正体を問う --
井上芳保 /編著   -- 長崎出版 -- 2012.3 -- 19cm -- 331p

資料詳細

タイトル 健康不安と過剰医療の時代
副書名 医療化社会の正体を問う
著者名等 井上芳保 /編著  
出版 長崎出版 2012.3
大きさ等 19cm 331p
分類 498.021
件名 医療-日本
内容 内容: なぜ、診断被ばくの危険性が見過ごされているのか   近藤誠著
内容紹介 私たちに「健康不安」を抱かせる現代社会のからくりとはなにか。今や医療が消費社会の中に組み込まれ、我々の健康不安が過剰に煽られて必要以上の医療行為が発生していることを改めて批判する。
要旨 私たちに「健康不安」を抱かせる現代社会のからくりとはなにか。リスク管理の要求される社会では、個人の心身への関心が高まる。その構造の中で巧みな意識操作が行なわれ、健康不安も煽られている。その場合の「健康」とは実態ではなく記号化された何物かに過ぎない。我々の内なる「健康への意思」が何に由来するものかを見抜き、惑わされず流されずに対処して生き延びるための知恵。
目次 第1章 なぜ、診断被ばくの危険性が見過ごされているのか―原発事故よりも怖いCT検査;第2章 「虫歯予防にフッ素」はなぜ危険か―公表データを科学的に再検証して;第3章 「生活習慣病」の正体を探る―なぜ生活習慣病が病気の元にされたのか;第4章 「健診病」にならないためにはどうすべきか―細かな数値よりも自分の身体の感覚を大切に;第5章 なぜ、この国の医者は平気で患者を見捨てるのか―ムラ社会に支配された医療、そしてその改革への模索;第6章 精神医療の権力性とどう向き合うべきか―なぜ、「よりよい精神医療」ではなく「精神医療よりよい何か」をめざすべきなのか;第7章 健診/検診という商品はどう消費されているのか―パラメディカルの位置から見えてくる医療の実態;第8章 なぜ、スポーツクラブに通い続けるのか?―「不健康」というラベルに抗う人びとの調査から;終章 医療の過剰に巻き込まれないために―生き延びる知恵としての医療社会学の視点
ISBN(13)、ISBN 978-4-86095-490-1   4-86095-490-4
書誌番号 1112018092

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
都筑 公開 Map 498 一般書 利用可 - 2049534291 iLisvirtual