叢書震災と社会 --
鷲谷いづみ /著   -- 岩波書店 -- 2012.5 -- 19cm -- 168,4p

資料詳細

タイトル 震災後の自然とどうつきあうか
シリーズ名 叢書震災と社会
著者名等 鷲谷いづみ /著  
出版 岩波書店 2012.5
大きさ等 19cm 168,4p
分類 468
件名 生態系 , 東日本大震災(2011) , 災害予防 , 災害復興
注記 文献あり
著者紹介 1950年東京生まれ。東京大学大学院農学生命科学研究科教授。日本学術会議会員。専門は生態学・保全生態学。現在は、生物多様性保全に関する幅広い研究をおこなっている。著書は「さとやま-生物多様性と生態系模様「知の航海」シリーズ」など。
内容紹介 地震・津波とそれからもたらされた瓦礫・化学物質・放射能は、人や環境にどんな影響を与えるか。持続可能な土地利用やエネルギー政策を「さとやま」や「グリーンインフラストラクチャー」という考えから提案する。
要旨 東日本大震災は、土木技術の粋を集めた大きく堅固な構造物による対策が、必ずしも地域の安全を保障するとは限らないことを明らかにした。安全を確保するための別の方法が強く求められている。本書では、土地利用の面では「グリーンインフラストラクチャー」を基本とすることを主張する。生物多様性の保全にも寄与する自然性の高い「空間」―たとえば広大な干潟、砂浜‐砂丘‐後背湿地システム、河川の氾濫原など―を、社会を自然災害から守る「緩衝地帯」として保全する方策である。地震・津波、風水害から生命と財産を守るための「自然に逆らわない」政策や、日本の国土の特性を生かしたエネルギーとしてのバイオマス活用を提案する。
目次 第1章 地震・津波は生態系に何をもたらすか―生態系にとっての大規模撹乱と人間にとっての災害(大津波がもたらした影響と回復;自然災害と大規模撹乱 ほか);第2章 生態系回復への影響―人間活動の負の遺産(人間活動の負の遺産としての分断孤立化;孤立した生息場所からの絶滅 ほか);第3章 防災・減災のための戦略と土地利用―日本型さとやまグリーンインフラストラクチャーのすすめ(堤防の高さに集中した議論;防災・減災に生物多様性・生態系の視点 ほか);第4章 バイオマスを次代のエネルギーに―持続的な生態系サービス供給システム(持続可能性とすみやかな原発からの脱却;多様なエネルギーの選択肢とバイオマス ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-028526-1   4-00-028526-2
書誌番号 1112037916
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112037916

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