さつま芋の恩恵 --
鳥居民 /著   -- 草思社 -- 2012.6 -- 20cm -- 317p

資料詳細

タイトル 昭和二十年 第1部=13
各巻タイトル さつま芋の恩恵
著者名等 鳥居民 /著  
出版 草思社 2012.6
大きさ等 20cm 317p
分類 210.75
件名 太平洋戦争(1941~1945)
注記 文献あり
著者紹介 1929年東京生まれ。日本および中国の近現代史研究家。横浜文学賞受賞。著書に「毛沢東五つの戦争」など。
内容紹介 高松宮邸で、南太平洋の島々で、人々は飢えを満たすためにさつま芋を育てる。時局収拾のための対ソ交渉は遅々として進まず、木戸幸一の自己保身の策謀は続く。フィリピン大使、ビルマ大使の厳しい撤退戦までを描く。
要旨 七月一日、高松宮は高輪邸のさつま芋畑で草取りに余念がない。柳田国男、詩人の岡本潤、多くの人が菜園でさつま芋をつくっている。南太平洋の島々に取り残された兵士たちの栄養源もさつま芋だ。沖縄の戦闘は終わった。六月末から七月初めにかけて熊本、呉、下関など地方都市への空襲が始まった。和平への工作は対ソ交渉頼みだが、遅々として進まない。トルーマンはなぜかソ連の対日参戦の正確な日にちを知りたがっている。木戸幸一は早くも戦後の保身のためか「一大貧乏籤」という言葉で自己合理化をはかろうとしている。フィリピン大使村田省蔵、ビルマ大使石射猪太郎の厳しい撤退戦までを描く。
目次 7月1日 さつま芋の恩恵(七月一日、さつま芋畑で高松宮はなにを考えるのか;昨十九年七月七日に高松宮は木戸を面詰した;風見章「敗戦必至とは、今はすでに一人でも疑うものはない」 ほか);7月1日 天皇、東郷茂徳、米ソの動き(紅葉山を登りながら天皇はなにを考えるのか;昨年六月、高木惣吉は「C.P.を戴く時」と書いた;四月、天皇は「責任をとって辞めない」と言った ほか);7月2日 木戸「一大貧乏籤」の虚構(未明の空襲、罹災者二十四万人、焼死者三千二百人;「其の信念的意見が那辺にありや」と問う富田健治;木戸幸一と田中新一、この二人がいて ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7942-1898-8   4-7942-1898-2
書誌番号 1112038415

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