脳に分け入る科学の歴史 --
〔ヌデ〕島次郎 /著   -- 岩波書店 -- 2012.5 -- 20cm -- 217p

資料詳細

タイトル 精神を切る手術
副書名 脳に分け入る科学の歴史
著者名等 〔ヌデ〕島次郎 /著  
出版 岩波書店 2012.5
大きさ等 20cm 217p
分類 493.72
件名 精神医学-歴史 , 脳神経外科
注記 文献あり
著者紹介 1960年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。三菱化学生命科学研究所社会生命科学研究室長等を経て、現在、生命倫理政策研究会共同代表。専門は、生命科学・医学の研究と臨床応用を中心にした科学政策論。著書に「先端医療のルール-人体利用はどこまで許されるのか」など。
内容紹介 脳の中を切るロボトミーなどの「精神外科」は「過去のあやまち」にすぎないのか。「精神を切る手術」の歴史から考える、刺激的な脳科学論。脳に分け入る科学の研究と応用がもたらす問題を考える。
要旨 脳の中を切るロボトミーなどの精神外科は、非人道的な手術として、日本では封印された。しかしそれは、「過去のあやまち」として片付けてよいものではなく、現代の脳科学の研究・臨床とさまざまな形で関わっているのではないか。「精神を切る手術」の歴史から考える、刺激的な脳科学論。
目次 序章 なぜ「精神を切る手術」か―脳の科学と臨床の関係を考えるために;第1章 「偉大で絶望的な治療」―欧米での精神外科の発端と展開(創始者モニスと伝道者フリーマン;様々な代替法の開発―消えた流れと今につながる流れ;退潮と非難を超えて―生き残った精神外科);第2章 封印された過去―日本の精神外科の歴史(ロボトミーの始まりと広まり;ロボトミーに代わる術式の展開―戦後日本の脳外科、神経科の動向との関わり;学会による否定決議とタブーの定着);第3章 脳への介入の「根拠」と「成果」―脳科学と精神外科の相互交渉(ロボトミーは前頭葉への注目で始まった―勃興期の精神外科と脳神経回路説;記憶の研究を革新した一症例―眼窩皮質下切截の「副産物」;どこをどう切ればよいか―脳画像研究の進展と精神外科の現在;医療の名のもとに脳にどこまで介入してよいか―治療と臨床試験の狭間で);終章 脳科学に何を求めるべきか―社会への応用に対する科学研究のあり方
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-025843-2   4-00-025843-5
書誌番号 1112039970

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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都筑 公開 Map 493.7 一般書 利用可 - 2049510490 iLisvirtual