“負債”の政治経済学 --
マウリツィオ・ラッツァラート /著, 杉村昌昭 /訳   -- 作品社 -- 2012.6 -- 20cm -- 232p

資料詳細

タイトル 〈借金人間〉製造工場
副書名 “負債”の政治経済学
著者名等 マウリツィオ・ラッツァラート /著, 杉村昌昭 /訳  
出版 作品社 2012.6
大きさ等 20cm 232p
分類 338
件名 負債
注記 La fabrique de l’homme endette´./の翻訳
著者紹介 【ラッツァラート】1955年イタリア生まれ。社会学者、哲学者。現在は、パリで、非物質的労働、労働者の分裂、社会運動などについての研究を行ないながら、非常勤芸能従事者や不安定生活者などの活動にも積極的に参加している。「タルド著作集」の編集の中心人物の一人。
内容紹介 「借金 負債」とは何かを、経済学からニーチェ、ドゥルーズ ガタリ、フーコーの哲学までも駆使して考察。そして現在では、グローバル資本主義による個人・社会への支配装置として機能していることを明らかにする。
要旨 私たちは、借金しているのではない。金融資本主義によって、借金させられているのだ。なぜ私たちは、ローンのために働くのか?なぜ国家は、債務のために緊縮財政に追い込まれるのか?それは、金融資本主義とは、“負債”によって、私たちを奴隷化し、支配するシステムだからである。
目次 第1章 社会的基盤としての「負債」(「負債」による支配;なぜ「金融」ではなく「負債」を焦点化するのか?;新自由主義の戦略的核心としての「負債」;いかに“借金人間”は製造されるのか?);第2章 「債権者/債務者」とは何か?―「負債」による主観的主体化(「返済の義務」という道徳は、いかに成立したか?―ニーチェ『道徳の系譜学』;「信用」とは何か?―マルクスの二つの「信用」論;「信頼」と「信用」―未来創造の原動力となる「信頼」/無力化させる「信用」;“負債”の歴史的展開);第3章 新自由主義の戦略的核心としての「負債」(新自由主義の誕生―すべての人を資本家に、経営者に、そして「借金人間」に;「負債」による権力システムの再構成―主権権力・規律的権力・生政治的権力;いかに新自由主義は「債務危機」を乗り越えようとしているか?;“負債”は社会をどのように変えたか?;「反生産」「反民主主義」を超えるために)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86182-390-9   4-86182-390-0
書誌番号 1112044245

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