「パクス・ヤポニカ」と「軸の時代」の思想 -- 朝日選書 --
山折哲雄 /著   -- 朝日新聞出版 -- 2012.8 -- 19cm -- 284p

資料詳細

タイトル ニッポンの負けじ魂
副書名 「パクス・ヤポニカ」と「軸の時代」の思想
シリーズ名 朝日選書
著者名等 山折哲雄 /著  
出版 朝日新聞出版 2012.8
大きさ等 19cm 284p
分類 914.6
著者紹介 1931年サンフランシスコ生まれ。東北大学文学部卒。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同所長などを歴任。宗教学者。著書に「愛欲の精神史」など。
内容紹介 平安時代の350年と江戸時代の250年という長き平和、「パクス・ヤポニカ」はなぜ可能だったのか。「日本の軸の時代=13世紀の思想」とは何か。碩学の宗教学者による、日本文明の強さ再発見。
要旨 日本が自信を失っている。外に向かう眼差しが揺れつづけ、おのれの内部を凝視する眼光に力がこもらない。まず、足元を凝視めることをはじめなければならない。そのとき、浮かび上がるのが「パクス・ヤポニカ」と「軸の時代」の思想である。平安時代350年と江戸時代250年という長き平和、「パクス・ヤポニカ」はなぜ可能だったのか。そして、法然、親鸞、道元、日蓮に代表される、「日本の軸の時代=13世紀の思想」とは何か。彼ら13世紀を代表するカリスマたちこそが、日本に独自の価値観をもたらし、自信と誇りを植えつけた。一見、「パクス・ヤポニカ」を否定するかに見える13世紀の軸の思想は、「パクス・ヤポニカ」の社会体制とのあいだに切断不能の連続的契機を抱えもっている。「パクス・ヤポニカ」と「軸の時代」の思想、この二つを凝視することによって、日本文明の強さが再び見えてくる。
目次 第1章 世界の軸、日本の軸(日本列島における「軸の時代」 十三世紀―辺境と湿潤その一;美意識の二重構造 十五世紀―辺境と湿潤その二 ほか);第2章 日本の希望―パクス・ヤポニカ1(自然災害と「カント的」幻想;宇宙に飛ぶか、宇宙を夢見るか ほか);第3章 日本の思想―パクス・ヤポニカ2(マイケル・サンデル「白熱教室」空騒ぎの巻;象徴天皇制の思想 ほか);第4章 女たちのニッポン(日本)(山本周五郎著『小説 日本婦道記』の光景;『日本婦道記』、その後の風景)
ISBN(13)、ISBN 978-4-02-259990-2   4-02-259990-1
書誌番号 1112058511

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 1階ポピュラー Map 914.6/ヤ 一般書 利用可 - 2049588618 iLisvirtual
公開 Map 914/ヤ 一般書 利用可 - 2049585120 iLisvirtual