TOKYO YEAR ZERO 2 --
デイヴィッド・ピース /著, 酒井武志 /訳   -- 文藝春秋 -- 2012.8 -- 20cm -- 383p

資料詳細

タイトル 占領都市
副書名 TOKYO YEAR ZERO 2
著者名等 デイヴィッド・ピース /著, 酒井武志 /訳  
出版 文藝春秋 2012.8
大きさ等 20cm 383p
分類 933
注記 Occupied city./の翻訳
注記 文献あり
著者紹介 【ピース】1967年ヨークシャー生まれ。99年「1974ジョーカー」で作家デビュー。2003年イギリスの文芸誌「Granta」の選出する若手イギリス作家ベスト20の一人に選出される。04年「GB84」でジェイムズ・テイト・ブラック記念賞受賞。日本在住。
内容紹介 終戦直後の瓦礫の東京で、殺人鬼を狩る刑事を生々しく描いた『TOKYO YEAR ZERO』の続編が遂に登場。1948年雪の正月に起こった大量毒殺「帝銀事件」が、禍々しい暗黒小説となって甦る。
要旨 1948年1月26日。雪の残る寒い午後。帝国銀行椎名町支店に白衣の男が現われた。男が言葉巧みに行員たちに飲ませたのは猛毒の青酸化合物。12人が死亡、四人が生き残り、銀行からは小切手と現金が消えた。悪名高い“帝銀事件”である。苦悶する犠牲者たちのうめき、犯人の残した唯一の物証を追う刑事のあえぎ、生き残った若い娘の苦悩、毒殺犯と旧陸軍のつながりを知った刑事の絶望、禁じられた研究を行なっていた陸軍七三一部隊の深層を暴こうとするアメリカとソヴィエトそれぞれの調査官を見舞う恐怖、大陸で培養した忌まわしい記憶と狂気を抱えた殺人者。史上最悪の大量殺人事件をめぐる12の語りと12の物語―暗黒小説の鬼才が芥川龍之介の「薮の中」にオマージュを捧げ、己の文学的記憶を総動員して紡ぎ出す、毒と陰謀の黒いタペストリー。
ISBN(13)、ISBN 978-4-16-375570-0   4-16-375570-5
書誌番号 1112062096

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