叙事詩カレワラと知識人 --
石野裕子 /著   -- 岩波書店 -- 2012.8 -- 22cm -- 253p

資料詳細

タイトル 「大フィンランド」思想の誕生と変遷
副書名 叙事詩カレワラと知識人
著者名等 石野裕子 /著  
出版 岩波書店 2012.8
大きさ等 22cm 253p
分類 993.61
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1974年生まれ。2005年津田塾大学大学院後期博士課程単位取得満期退学。現在、津田塾大学国際関係研究所研究員。専攻は国際関係学、フィンランド史。著作に「フィンランドを知るための44章」など。
内容紹介 叙事詩カレワラはフィンランドの国民国家形成に深く結びつき、その思想的背景をなした。同国の独立前夜から戦後に至るまでの、文化・学問・政治の緊張に満ちた関係を、3人の知識人を軸に描いた意欲作。
要旨 フィンランド民族文化の象徴、叙事詩カレワラ。この叙事詩は、フィンランドの国民国家形成に深く結びつき、その思想的背景をなした。1917年の同国の独立前夜から第二次世界大戦における二度の対ソ戦争敗戦、そして戦後に至るまでの、文化・学問・政治の緊張に満ちた関係を、3人の知識人を軸に描いた意欲作。
目次 序論;第1章 「大フィンランド」思想の誕生と変遷―「言語民族」と「国家民族」(スウェーデン統治時代におけるフィンランドの民族意識;ロシア帝国統治時代における民族意識の覚醒とカレワラ;独立後のフィンランドの民族意識;2つの対ソ戦争におけるフィンランドの民族意識と安全保障問題;戦後フィンランドにおける民族意識);第2章 フィランド学派の創始者カーレ・クローン(クローンの生涯とカレワラ研究;クローンのカレワラ解釈の変化をめぐる議論);第3章 「忘れられた」歴史学者ヤルマリ・ヤーッコラ(ヤーッコラの生涯とカレワラ研究;ヤーッコラの歴史観;第二次世界大戦期におけるヤーッコラの活動;戦後フィンランド歴史学の潮流とヤーッコラ);第4章 詩人ムスタパー、あるいは民俗学者マルッティ・ハーヴィオ(ハーヴィオの生涯とカレワラ研究;戦前におけるハーヴィオのカレワラ研究;戦間期および継続戦争時のハーヴィオの活動とそのカレワラ解釈への影響;戦後の展開);結論
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-023800-7   4-00-023800-0
書誌番号 1112064334

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 書庫 993.6/11 一般書 利用可 - 2049669723 iLisvirtual