原発訴訟と官僚裁判官 --
新藤宗幸 /著   -- 講談社 -- 2012.11 -- 19cm -- 222p

資料詳細

タイトル 司法よ!おまえにも罪がある
副書名 原発訴訟と官僚裁判官
著者名等 新藤宗幸 /著  
出版 講談社 2012.11
大きさ等 19cm 222p
分類 327
件名 司法 , 原子力発電
注記 文献あり
著者紹介 1946年神奈川県生まれ。中央大学卒。同大学院法学研究科修士課程修了。(財)東京市政調査会研究員を務める。78年第4回東京市政調査会・藤田賞を受賞。千葉大学法経学部教授などを歴任。千葉大学名誉教授。現在、後藤・安田記念東京都市研究所研究担当常務理事。
内容紹介 日本政治における「過度の行政化」の問題に警鐘を鳴らし続けてきた著者が、これまでの原発訴訟の判決を仔細に検討。「ものわかりのよすぎる司法」の現状を徹底的に批判し、あるべき司法への具体的提言を記す。
要旨 いま、原発の運転差止めを求める裁判が、政治的立場を超えて各地で提起されようとしている。しかし、これまでの二十件近い反原発訴訟において勝訴したのは二件のみ。それもすべて上級審で逆転されている。フクシマ以降も裁判所がいかなる判断を下すかは予断を許さない。なぜ、かくも「司法の壁」は厚いのか?日本政治における「過度の行政優位」の問題を批判してきた著者が、これまでの判決に潜む問題点を指摘し、官僚制の病巣を抉り出す。
目次 序章 裁判所は“最後の砦”だろうか(“絶対安全神話”を葬った東日本大震災;“原子力ムラ”の形成と退廃;お墨付きを与えつづけた司法);1章 原発訴訟と司法の論理構造(「原告適格」と「安全審査」;主張、立証責任は誰にあるのか;司法の論理の背後にあるもの);2章 志賀原発二号機訴訟を分岐させたもの(金沢地裁へのふたつの提訴;差止めの根拠となった地震動と耐震性判断;一審判決をことごとく否定した控訴審);3章 司法の責任と司法改革(市民の感性に配慮しない司法;原子力規制機関の「改革」;原発訴訟のための裁判所改革);終章 福島原発事故が突きつけたもの(「無責任」の支配;官僚機構の権限自己増殖システム;なぜ、少数派のための司法とならないのか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-218062-7   4-06-218062-6
書誌番号 1112085194
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112085194

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港北 公開 Map 327 一般書 利用可 - 2050027379 iLisvirtual