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【図書】 井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代

漂流するアクチュアリティ --
滝口明祥 ／著   -- 新曜社 -- ２０１２．１１ -- ２０ｃｍ -- ３７４ｐ

資料詳細

タイトル 井伏鱒二と「ちぐはぐ」な近代
副書名 漂流するアクチュアリティ
著者名等 滝口明祥 ／著  
出版 新曜社 ２０１２．１１
大きさ等 ２０ｃｍ ３７４ｐ
分類 910.268
個人件名 井伏鱒二
注記 索引あり
著者紹介 １９８０年広島県生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程修了。学習院高等科非常勤講師を経て現在、学習院大学文学部助教。主な論文に「「太宰治」の読者たち－戦後における受容の変遷を中心に」「「太宰治全集」の成立－検閲と本文」など。
内容 内容：　作家イメージの系譜学
内容紹介 「庶民派」井伏鱒二は、漂流民、亡命者、移民なども多く描いた。彼の作品に見られる異種混淆性に「可能性の中心」を見出し、「近代」の奇妙さを炙り出す。通説を覆す気鋭の力作評論。
要旨 「庶民派」井伏鱒二は、漂流民、亡命者、移民なども多く描いた。彼の作品に見られる異種混淆性に「可能性の中心」を見出し、“近代”の奇妙さを炙り出した、気鋭の力作評論。
目次 作家イメージの系譜学―「庶民文学」という評価の形成；「ナンセンス」の批評性―一九三〇年前後の諸作品；観察者の位置、あるいは「ちぐはぐ」な近代―「朽助のゐる谷間」；シネマ・意識の流れ・農民文学―『川』の流れに注ぎ込むもの；「記録」のアクチュアリティ―「青ケ島大概記」；“あいだ”で漂うということ、あるいは起源の喪失―『ジヨン万次郎漂流記』；歴史＝物語への抗い―『さざなみ軍記』；「純文学」作家の直木賞受賞―『ジヨン万次郎漂流記』から『多甚古村』へ；戦時下における「世相と良識」―『多甚古村』；占領下の「平和」、交錯する視線―『花の町』〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-7885-1314-3　　 4-7885-1314-5
書誌番号 1112088020
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112088020

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