歌として詠み、詩として読む三行書き形式の文芸学的考察 --
西郷竹彦 /著   -- 黎明書房 -- 2012.12 -- 20cm -- 341p

資料詳細

タイトル 啄木名歌の美学
副書名 歌として詠み、詩として読む三行書き形式の文芸学的考察
著者名等 西郷竹彦 /著  
出版 黎明書房 2012.12
大きさ等 20cm 341p
分類 911.162
個人件名 石川啄木
注記 索引あり
著者紹介 1920年鹿児島生まれ。文芸学者。文芸学・文芸教育専攻。元鹿児島短期大学教授。文芸教育研究協議会会長。総合人間学会理事。著書「文学教育入門」など。
内容紹介 啄木の三行書き短歌は「短歌」か「短詩」か。それは「歌でもあり、詩でもある」と結論づけ、啄木短歌の読み方を一変させた画期的書。没後100年にして三行書きの謎を文芸学的に解明。西郷竹彦「美学」3部作完結。
要旨 啄木の三行書き短歌は、「短歌」かそれとも「短詩」か。没後1世紀を経ても結論がでなかったこの問いに決着をつけ、啄木短歌の読み方を一変させる画期的な書。「歌でもあり、詩でもある」と結論づけた著者は、この三行書き短歌を「歌詩」と名付け、それに相応しい読み方を提示する。日本語の美の構造を明らかにする「美学」3部作完結。
目次 第1章 啄木歌詩の表現の独自性(一つの「実験」―この短歌を三行に文節せよ;『一握の砂』刊行までの啄木の経歴 ほか);第2章 歌でもあり、詩でもある(「はたらけど…」―歌でもあり、詩でもある;虚構としての文芸の自在に相変移する入子型重層構造(西郷模式図・モデル)による啄木短歌(一行の棒書き)の構造分析 ほか);第3章 「東海の小島の磯の…」の徹底的解明(「東海の小島の磯の…」―棒書きと三行書き;卑小・卑近・卑俗なものへの焦点化 ほか);第4章 啄木歌詩の美学―歌として詠み、詩として読む(望郷の歌;女人賛歌 ほか);第5章 三行書きについての諸家の見解―様式・ジャンル論の再検討;まとめ―啄木短歌の可能性と限界;補説 西郷文芸学と相補的・相関的世界観―二元論的世界観批判
ISBN(13)、ISBN 978-4-654-07628-4   4-654-07628-X
書誌番号 1112092224
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1112092224

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中央 書庫 911.1/3635 一般書 利用可 - 2049876265 iLisvirtual